【国際センター】留学生が地元中学生と英語で交流

2023年12月23日(土)、楽しいクリスマスを前に、福山大学の留学生6名がゲストとして盈進中学校の英語行事「A Whole Day English」に参加しました。

以下は当日の参加者の一人である陳 思琦さん(国際経済学科2年)による体験談です。(投稿:国際センター 趙 建紅)

 


A Wonderful Day

 

朝8時、盈進中学校に到着すると、担当のマッカートニー先生が温かく出迎えてくださいました。それから1日のスケジュールについて説明をいただきました。話によると、マッカートニー先生は短期交換プログラムで来日し、それがきっかけで日本が大好きになり、以来20年間、日本で英語を教えられているそうです。マッカートニー先生の英語教育に対する情熱に感心させられました。

9時、いよいよ学生たちとの対面です。中学1年生計51名。更に私たちを入れて早速6チームに分けられ、活動を始めました。

チームによってアクティビティの順番は違いますが、私たちの最初のゲームは、与えられた英語のヒントから学校内のスポットを探す「finding spots」というアクティビティでした!

このゲームの鍵は協力です。より英語のわかる私とキャンパスに詳しい中学生との協力なしに、効率よく全てのスポットを見つけることはできません。このゲームは、私たちの一日の本当に良い滑り出しになったと思います。なぜなら、初対面の場合、なんとなくシャイになりがちですが、ゲーム遂行のために急造チームであってもどんどん話し合い、また体を動かしながら、取り組まなければならないからです。自然に話が増え、早く打ち解けることができました。結果として、なんと私たちは他チームより、最も短い時間で課題をクリアでき、優勝しました!本当に嬉しいです。

次のアクティビティは「cooking」でした。ホットケーキに生クリーム、フルーツなどを使ってオリジナルのクリスマスケーキを作りました。中学生たちがはしゃぎながらデコレーションをする様子が自分の弟や妹に重なり、とても親しみを感じました。そこで英語で「趣味はなんですか」「好きな食べ物はなんですか」といったような簡単な質問を振ると、好きなアイドル、歌また食べ物の名前などがどんどん出てきて、私の勉強にもなりましたし、皆さんのことをもっと知ることができました。

最後のアクティビティは「craft」でした。クリスマスツリーに飾るオーナメントを折り紙や手芸用モール、リボンなどで作り、クリスマスツリーに飾り付けます。簡単なものづくりですが、きれいに飾ったクリスマスツリーがパッと目の前に出来上がると、達成感を感じ、みんなで盛り上がりました。

「A Whole Day English」で様々なアクティビティーを通して、中学生の皆さんと英会話を楽しんだ一日でしたが、改めて自分の英語力の不足を痛感した体験でもありました。

盈進中学校の皆さんもこれから英語に親しんでどんどん上達していくことを心から願っています。また日本の中学生と英語で交流し、一緒にクリスマスを迎える、このような素晴らしい機会を与えていただき、本当にありがとうございました。

以下は陳さん以外の、当日参加者全員のコメントです。

エリサヴェタさん:(KARAATANASOVA ELISAVETA KIRILOVA 人間文化学科 交換留学生)

12月23日の盈進中学校の「A Whole Day English」は非常に素晴らしい体験でした。

中学生たちと一緒に、日本とブルガリアのクリスマストラディションの違いなど、いろいろと楽しく話しあい、学ぶことができました。また「finding spots」というゲームでキャンパスを見学し、日本の中学生活に触れることもできました。

手が込んだ複数のアクティビティのおかげで、中学生たちと、英語の練習をしながら楽しい時間を過ごした一日でした。

 

コンスタンティナさん:(KOSTOPOULOU KONSTANTINA-PRESIANA DIMITRIOU人間文化学科 交換留学生)

盈進中学校主催のプログラム『A Whole Day English』に参加でき、本当に楽しかったです。多くの楽しいアクティビティの中で、一番好きなのは、学校のあちこちに散らばっている特定の印を手がかりに探し出すゲームとケーキのデコレーションでした。とてもインタラクティブだったからです。生徒たちは皆とても頭が良く、クリエイティブだったので、彼らと交流するのはとても楽しかったです。また私のわからないことがあれば、彼らはいつも素晴らしいアイディアを出して問題を解決してくれて、感激です。本当にありがとうございました。

ニコライくん:(DRALEV NIKOLAY IVANOV 人間文化学科 交換留学生)

「A Whole Day English」で盈進中学校の学生たちと一緒に、日本とブルガリアのクリスマストラディションの違いについて話し合い、国際的な視野を広げました。また、個人的に日本の中学校を訪れるのは初めてでしたので、生徒たちと会えてとても幸せでした。これからもこのようなプログラムがあれば、ぜひ参加したいと思います。

葛さん(葛 贇、国際経済学科 2年生):

盈進中学校の生徒たちと交流し、学び合うこのような機会を持てたことを嬉しく思います。 色とりどりの活動の中で、英語を通して知識を分かち合うことの楽しさを感じました。

タプくん(GURUNG PRATAP 国際経済学科 2年生)

盈進中学校の学生たちの笑顔は今でも心に残っています。また皆さんとの再会を楽しみにしています。

 

学長から一言:盈進中学の生徒さんが英語を使ってさまざまな活動を展開する「A Whole Day English」の催しに、本学留学生の有志が参加して、有意義な時間を過ごしたようです。同校の国際化に一役買った留学生の皆さん、よくやってくれました。お疲れ様でした。