【経済学科】新任教員紹介(1)善野吉博教授

皆さん、こんにちは。今年度、経済学科には新任教員が2名(善野吉博教授、林田元就准教授)着任しました。そのうち最初に善野吉博(ぜんの よしひろ)教授に対して、FUKUDAI MagのメンバーCHOIがQ&A形式でインタビューを行います。
Q1:福山大学に赴任される前のこと(前職の内容等)をお聞かせください。
善野: 大学卒業後、みずほ銀行(旧富士銀行)に入行しました。銀行生活約30年間市場ディーリング業務に携わりました。胃がキリキリする毎日を送ったのが昨日のようです。その後東京短資という短資会社(金融仲介業)に携わってアジアを中心に国際業務を担いました。この間に社会人学生として環境経済学を学び、会社のサステナビリティ・ESG担当にもなりました。
Q2:福山大学の印象をお聞かせください。
善野: 着任と同時に美しく咲く桜を目にしました。自然に囲まれた落ち着いたキャンパスで学べる点が魅力的と感じました。また、学生と教員との距離が近く、きめ細かな指導が可能な環境と思いました。私たち教員が学生一人ひとりの成長を丁寧にサポートしていけると感じております。
Q3:福山大学生の印象はいかがですか?
善野:皆さん素直で真面目、人当たりが良く、穏やかな学生との印象を持ちました。地域性なのでしょうか、温かく落ち着いた雰囲気を持っているように思います。優秀な学生も多く、伸びしろがあるように感じています。皆さんのこれからの成長が楽しみですね。
Q4:現在の研究テーマについて簡単にお聞かせください。
善野: 中国に長く勤務していたこと、市場業務に携わっていたこと、環境に高い関心を持っていることから「中国のグリーンボンド(環境債)」について研究をしております。今年は初めての経験ですが、海外での学会での発表を予定しています。
Q5:担当授業の内容について簡単にお聞かせください。
善野: 専門分野である「環境経済学」、金融についてわかりやすく説明する「金融入門」と「金融システム」を担当させて頂きます。また「教養ゼミ」、「基礎ゼミ」、「経済学演習I」、「経済学演習II」の各ゼミを持たせて頂きます。一人でも多くの学生の皆さんに、環境と金融について関心も持って頂きたいですね。
Q6:この大学で成し遂げてみたいことがあればお聞かせください。
善野:「環境経済学」を学ぶならば福山大学!と日本国内外から学生が集まるようにしたいです。
Q7:趣味はありますか?
善野: 硬式テニスをずっと続けています。テニスを通じて学生の皆さんともコミュニケーションを図りたいです。また、音楽鑑賞が趣味です。色々なジャンルを聴きますが、今はクラシック音楽、中でもフィンランドのシベリウスにハマっています。福山リーデンローズの広島交響楽団等のコンサートを楽しみにしています。
Q8:座右の銘はありますか?
善野: 「虚心坦懐」。英語で言えば、No strings attachedです。心にわだかまりがなく、平静に事に望むことです。自分自身いつもそういう風に毎日を臨みたいですね。
Q9:経済学部の学生へ期待することやメッセージ等をお願いします。
善野:人生の中でも最高に楽しい時間です。友人のみならず教員他多くの人と知り合って、自分の視野を広げていって下さい。そして何よりも「魅力的な社会人」となる基礎づくりをこの福山大学で果たして下さい。一緒に楽しいキャンパスライフを過ごしましょう!
学長から一言:経済学科に今年度から着任の善野吉博教授、福山大学へようこそ! 金融市場の最先端での長年にわたる実務経験を活かし、生きた経済学への導き手として、学生の知的好奇心を大いに刺激して頂けるものと確信します。本学や周りの地域の自然に恵まれた環境などに早くも馴染んで下さった様子です。新たな職場を大いに楽しんで頂きたいものです。