【薬学部】老い方塾で健康講座「フレイルを知ろう!」を行いました。

松永沼隈地区医師会から講演依頼を受け、7月18日、老い方塾に教員1名と学生3名が参加し健康講座「フレイルを知ろう!」を行いました。その様子を薬学部猿橋がご報告致します。

 

老いかた塾(https://www.fukuyama-u.ac.jp/blog/79353/)には、去る2月21日にも参加しました。YouTube形式の健康講座を用いた講演の初めての取り組みでした。その時の参加者の皆様からご好評をいただき、この度、2度目の講演となりました。

今回の健康講座のテーマは、「フレイルを知ろう!」です。受講生の皆さんは、80代を中心とした15名の方々です。老い方塾が、体操と歌で始まり、休憩を挟んでいよいよ講演の始まりです。

最初に、薬学部 3年生が作成したYouTube形式の健康講座を上映しました。

 


指輪っかテストを動画を見ながら一緒に行います。

指輪っかテストを行うことで、加齢による筋肉量の減少や筋力の低下を意味するサルコペニアの状況を簡単に自分でチェックできます。続いて栄養、口腔、運動、社会性・こころの4つの面から11の質問に答えるイレブンチェックを行い、自分のフレイル度を調べます。

 


フレイルを予防するための食事のポイントや運動が紹介されます。皆さん 真剣に動画を見ておられます。

 

 


福山市西南部地域包括支援センターのスタッフの皆さんと記念撮影です。

 

80歳を過ぎて、元気で生き生きとされている受講生の皆様から、私たちが学ばせていただきました。学生にとっても、とても良い経験になりました。

今回上映した健康講座「フレイルを知ろう!」は、前回上映した健康講座「安全に薬を使おう!」に対して頂いたご意見をもとに、改善を加えました。できるだけ、はっきり、ゆっくり話すように心がけ、わかりやすいように字幕も付けました。これからも 地域の皆様のご意見を頂戴し、健康に役立てていただけるような健康講座を作成していきたいです。

薬学部の学生と教員は、地域活動の輪が広がっていくことを願って一歩ずつ前進して参ります!

 

学長から一言:人は誰でも老いるもの。年齢を重ねるとともに自分の体力低下のリスクを意味する最近流行りの「フレイル度」が気になります。老い方も上手に学びたいものです。そんな時に、わが薬学部の皆さんの専門的な知見を踏まえた地域へのサービス活動は何よりも心強い味方ですね。