【工学研究科】データ解析コンペティションにチャレンジしました!

経営科学系研究部会連合協議会主催のデータ解析コンペティションにコミュニケーションデザイン研究室がNTTテクノクロス株式会社データサイエンス養成講座メンバーとともに連合チームとして参加し、発表してきました。情報工学科の中道、天満から紹介します。

 

経営科学系研究部会連合協議会主催のデータ解析コンペティション、本年度は、リサーチアンドイノベーション社のご協力のもと、同社アプリCODEから収集されたレシートデータのうち生鮮並びに惣菜カテゴリの購買履歴データを約3年分提供されました。
https://jasmac-j.jimdofree.com/

情報工学科コミュニケーションデザイン研究室はNTTテクノクロス株式会社データサイエンス養成講座と協力してデータ解析コンペティションに参加しています。毎週、NTTテクノクロス株式会社データサイエンス養成講座の講師をつとめるIOWNデジタルツイン事業部テックリードの山田俊哉さんの指導・助言のもと、リモートで連携しながら中道教授や天満助教も見守る中、工学研究科1年の小山さん・平松さんと養成講座メンバーが協力して分析をすすめてきました。

2月22日に東京立川にある統計数理研究所にて令和6年度データ解析コンペ ティションの日本計算機統計学会データ解析スタディグループ(CS-DAS)最終報告会が開催されました。報告会では学生部門として24チーム、一般3チームの発表が行われました。

データ解析コンペ ティションは、経営科学系研究部会連合協議会主催で協議会を構成する学術団体ごとに報告会が開催されています。日本計算機統計学会データ解析スタディグループ(CS-DAS)はその学術団体のひとつであり、12月に中間報告会が行われ、今回は最終報告会になります。この最終報告会での優秀な発表に選ばれたグループは、学術団体ごとの報告会での優秀発表グループが集まる3月のデータ解析コンペ ティションにて発表することができます。

チームを代表して工学研究科1年の小山さんとデータサイエンス養成講座メンバーの加藤さんで発表してきました。
「たんぱく質選べてますか? たんぱく質購入量に対する豊富な選択肢の影響」
私たちは購買行動における商品の選択肢とたんぱく質購入量の関連について分析を進めました。
傾向スコアマッチングによる分析の結果、食材の選択肢が多い環境は、そうでない環境に比べたんぱく質購入量は変化がない。
選択肢を増やすことの価値を見直しては?として問題提起した内容となっています。

発表の様子

発表の様子

発表の様子

発表の様子

代表して発表した小山さんの声
「昨年度に引き続き、データ解析コンペティションに参加させていただきました。このような機会を紹介していただいたNTTテクノクロス株式会社の山田さん、またサポートしていただいた中道先生、天満先生ありがとうございました。データ解析の手法だけでなく、何のために解析するのかのデザインの重要性を感じる機会となりました。」

発表会場メンバーで記念撮影

発表会場メンバーで記念撮影

NTTテクノクロス株式会社 IOWNデジタルツイン事業部テックリードの山田さんには2024年度から情報工学科のソフトウェア設計演習の演習の一部で「デザイン×データサイエンス」演習を実施していただいています。

2024.08.27
【情報工学科】NTTテクノクロス山田様による「デザイン×データサイエンス」演習
https://www.fukuyama-u.ac.jp/magazine/eng-posts/99767/

 

学長から一言:大学院工学研究科の院生の小山さんをはじめ情報工学分野の皆さん、企業との連携を通じて提供された生鮮食品や惣菜の3年分の実際の購買履歴データを利用して、顧客の購買行動を解析した成果を全国レベルのデータ解析コンペ ティションで発表、お疲れ様でした。学生24チーム、一般社会人3チームの人々に混じってのコンペは、さぞかし緊張したことと想像します。しかし、大きな成長につながったこと、間違いなしです。