【建築学科】高校へ出張講義に行ってきました!

福山大学では、本学教員が高等学校に出向いて「出張講義」を行っています。各学部学科の教員がそれぞれの専門性を活かしたテーマで講義します。(どんなテーマがあるのかはこちらをご覧ください!)

建築学科では、今回、「すごろくで学ぶ都市問題」というテーマで、広島市にある湯来南高校へ出張講義に行きました。FUKUDAI Magの学科委員であり、出張講義に行った大畑から紹介させていただきます。

 

今回は湯来南高校の「大学ナビゲーションセミナー」という1・2年生向けの授業内で、講義をさせていただきました。都市問題の内容に入る前に、大学とはどのようなことを学ぶ場所なのかという説明からさせていただきました。高校、大学、大学院と進んでいくにつれて、学ぶことの専門性が高まっていくことや、様々な道が広がっていくことをお話ししました。

大学について説明した後は、いよいよ本題の都市問題の内容に移ります。今回は都市問題の中でも「空き家」に着目して、すごろくを使って理解を深めてもらいました。

各テーブルに分かれて、すごろくのキットを開封して準備している様子です。(私は今回が初めての出張講義だったので、この日に向けてコマや〇×カードなどを心を込めて製作しました!)

ルールの説明を終え、すごろくに取り組みました。各マスに書かれている内容を読み上げて、理解を深めていきます。近所にある空き家でのトラブルなどが書かれており、空き家が“ただ人が住んでいないだけの家”という認識から、“地域で考えなければならない問題”という認識に変化していっているはずです。

このすごろくは早くゴールした人が勝つのではなく、ポイント(写真にあるハートのカード)をたくさん集めた人が勝ちというユニークなルールです。

赤い「ストップ!」と書かれたマスでは私から空き家に関する解説をしたり、青いクイズのマスでは〇×カードを使って空き家クイズに答えてもらう場面もありました。クイズでは徐々に難易度を上げていったのですが、正解するチームが多くて驚きました!

限られた時間だったので、ゴールにたどり着けなかったチームもありましたが、わいわいと盛り上がっていました。実はすべてのテーブルで1・2年生が混合したメンバーになっており、学年の壁を感じない雰囲気がとても素敵でした!

高校生のみなさんが自身の将来の姿を考えるきっかけになっていたら嬉しいです。

福山大学では、様々なテーマで高校生向けの出張講義を準備しております。高校で学んでいることが大学でどのように発展するのかを知ることができるだけでなく、大学での様子を体験する機会にもなります。出張講義については、ホームページをご覧いただき、お気軽にご連絡ください。
テーマの一覧表もあわせてご覧ください。

 

学長から一言:本学が展開する高校への出前授業の一環で、建築学科が湯来南高校で行った「すごろくで学ぶ都市問題」と題する授業は、専門性を活かし、すごろくのゲーム形式を採り入れ、「空き家」問題という都市が抱える難題に取り組むというユニークなもの。きっと高校生の皆さんは普段の学校での授業とひと味違った学びを楽しみ、本学建築学科に対する理解も深まったことでしょう。