【大学教育センター】ブルガリア「ソフィア大学」よりシィカ・チャヴダロヴァ=コストヴァ教授が来学されました
エラスムス・プラスの教育交流の一環として、ブルガリアのソフィア大学からシィカ・チャヴダロヴァ=コストヴァ教授が来日されました。その時の様子について、大学教育センターのSuzuki Heather Anne助教から紹介の記事が届きましたので、センターの学長室ブログメンバーの前田が投稿します。
ブルガリアとEUの教育についてご存知ですか?
ブルガリアのソフィア大学からシィカ・チャヴダロヴァ=コストヴァ教授が来日されました。チャヴダロヴァ=コストヴァ教授は、EU域内の大学間およびそれらと交流のある諸外国の大学との留学・教育交流を支援するエラスムス・プラス・プログラムに基づく教育交流の一環として、4月24日から5月2日まで本学を訪れました。
チャヴダロヴァ・コストヴァ教授は、ブルガリアの教育について講義を行い、学校教育の様々なレベルについて説明し、ブルガリアの学校や教室の様子を紹介しました。講義を聴講した学生や教師は、いつでも質問をすることができました。
講義を受けた学生たちは、ブルガリアの学校生活と自分たちの経験との違いについて、次のような感想を述べました。
「日本では高校で2カ国語を学びます。でもブルガリアでは16歳までに3カ国語を学びます。そして、学びたい言語をいろいろ選ぶことができます。」
「教育制度が違うと思います。例えば、日本の義務教育は小学校6年、中学校3年の9年間です。しかし、ブルガリアの義務教育は小学校4年、中学校4年の計8年です」。
チャヴダロヴァ・コストヴァ教授は、福山大学の木曜昼休みの英語サークル「イングリッシュ・ゾーン」に出席し、学生たちにブルガリアとソフィア大学を紹介しました。学生たちは特にソフィア大学のキャンパスやブルガリアのアルファベット、キリル文字に興味を示していました。
チャヴダロヴァ・コストヴァ教授は、ブルガリアやソフィア大学、ブルガリアの教育について紹介するだけでなく、EUの教育についても説明してくれました。チャブダロヴァ・コストヴァ教授の講義を通して、私たちはEUのモットーである “多様性の中の統一 “とブルガリアの教育について理解することができました。
チャヴダロヴァ・コストヴァ教授は、EUの学生がどのようにこの地域の国同士の特別な関係について教育を受けているのか、また、多様性と寛容の雰囲気がどのように教育を通して育まれているのかを示す知識や教材を共有しました。
グローバル・コミュニケーション・クラブ(GCC)では、チャヴダロヴァ・コストヴァ教授がお気に入りのブルガリアの紅茶を紹介し、参加した学生や教員と一緒に小グループに分かれてブルガリアや多文化教育への取り組みについて語り合いました。
ブルガリアやEUの教育についての紹介、ソフィア大学の素晴らしいキャンパスの写真、その他さまざまな自国のことについて教えて下さったチャヴダロヴァ=コストヴァ教授に感謝しています。
学長から一言:本学と協定を締結し、毎年実質的な学生・教員の交流が行われているブルガリアのソフィア大学の親しい友人であるシィカ教授(私はずっとこう呼ばせて頂いています)が、コロナ禍以前の訪問から何年か振りに再訪問され、本当に嬉しく思いました。滞在期間中には公式の講義以外にも多くの活動に積極的に参加して下さり、私たちがブルガリアやEUについて深く知る良い機会になりました。両大学の結びつきが益々深まりますように!