【薬学部】前田賴伸教授 最終講義

今年3月で定年規程により退職の前田賴伸教授の最終講義が3月19日に行われました。このことについて五郎丸からの報告・投稿です。
前田教授は、大学を卒業後40年近く病院薬剤師として勤務され、平成31年に福山大学薬学部に着任されました。6年の在籍期間に数多くの論文を発表され、2025年1月にInternational Top Pharmaceutical Awardsの“Pharmaceutical Advancement Award”を受賞されました。
最終講義は「医療現場で必要とされる薬剤師を目指した約半世紀」をテーマとして、病院薬剤師時代の病棟薬剤業務の推進の話から始まり、薬剤師の視点からの医薬品の副作用に関する調査および研究、そして大学での教育や研究について語られました。前田教授の研究の根幹は「患者さんを守る」を第一としていることを講義を聞いて実感しました。
講義の最後は“どこで働くかではなく、どう働くか、そして仕事は「楽しく」”という言葉で締めくくられました。最終講義には、平日にもかかわらず卒業生の姿も見え、盛況のうちに終了しました。
研究室学生からの花束贈呈
三宅会グッドライフ病院薬剤科長 野口 悠高 先生からも花束をいただきました
前田先生、6年間ありがとうございました。先生の今後のますますのご活躍とご健勝を、心よりお祈りいたします。
学長から一言:実務家教員として病院薬剤師の豊富な経験を活かし、薬学部在職中には教育に、研究に多大の貢献をされた前田賴伸教授の定年退職に際して開催された最終講義には、多くの同僚や教え子や関係者の皆さんが聴講に参加されました。長年にわたるご尽力とご功績に対して、私からも御礼を申し上げるとともに、前田教授のこれからの日々が幸多きものであることを願っています。