【電気電子工学科】新入生オリエンテーションで有名企業2社を訪問しました
新入生オリエンテーションの行事として、4月5日(金)に ローツェ株式会社 と 株式会社アドテックプラズマテクノロジー に見学に行きました。工学部電気電子工学科の沖から報告します。(投稿はブログメンバーの伍賀)
電気電子工学科では、電気電子に関する幅広い分野を学びます。今回、企業見学でお邪魔したのは、そのうちの半導体、電子回路、メカトロニクス、制御、機械システムと関連の深い会社です。参加したのは新入生全員と2年生の希望者でした。学生の皆さん、引率の教員と一緒にマイクロバス1台で行ってきました。朝8:50分に大学のバス停「緑のこかげ」に集合です。
最初に訪問したのは ローツェ株式会社 です。福山市内の神辺町の静かな丘にある会社で、主に半導体関連装置製造を行っている会社で、この分野で最も勢いのある会社の一つです。大学からは、50分くらいで会社に到着しました。到着後、まずは会社の概要について説明していただきました。
その後、2班に分かれて製造装置の開発や組み立てなど工程を見学し、装置の動くところをデモンストレーションしていただきました。このときは、装置外装の一部を外してあり、内部まで見せていただけました。ただ、この辺りは企業秘密もあり、写真撮影は禁止でした。社内を見学しているときの学生は初めて見るものとその説明で、興味津々、とても楽しそうでした。装置のデモンストレーションでも近くに寄って詳しく見ようとしたり、内部の回路や部品について質問したりと、学生のみなさんの今後の伸びしろが楽しみです。社内を一巡した後、入社2面目の社員の方々と座談会を行っていただきました。
あっという間の2時間程度が過ぎ、会社入り口前で集合写真を撮りました。ローツェ株式会社様、ありがとうございました。
次に、学校法人福山大学社会連携推進センターに行き、ここで昼食休憩としました。入学式の時は雨でしたが、この日ははまずまずの天気。一時解散し、お弁当を持って福山城で花見を楽しみました。
午後からは、株式会社アドテックプラズマテクノロジー を訪問しました。場所は東福山駅のすぐ近くです。高周波電源を作っている会社で、半導体を作るのに欠かせない装置で、トップレベルのシェアを持った企業です。
到着後、代表の方からご挨拶をいただきました。お話は社長の学生時代の経験や仕事についてからのこと、会社の創業時の様子から現在までのことなど、幅広くお話しくださいました。次に会社の概要について説明していただき、こちらでも2班に分かれて社内を見学しました。こちらも、もちろん、社内見学の写真は禁止です。社内の開発、試作、テスト、検査など、さまざまな部署を間近かで見学しも、途中では当学科のOBが仕事をしている様子も見ることができました。
今回2社を訪問させていただきました。今回の新入生も、ものづくりに関心があることが分かり安堵しました。学生の感想の一部を次に紹介します。
学生からの声(一部):
- 福山大学の卒業生の方に大学生活の過ごし方などの説明をしてもらい、とても為になる会社見学でした。
- この会社見学でいろいろなことが知れて良かったです
- バス見学を通して、訪問した2社の仕事内容や製品だけでなく、実際に見学でないと分からない職場環境や雰囲気などについても知ることができました。
-
アドテックプラズマテクノロジーの社長さんの「これから生き残るのはものづくり」の言葉に共感し、これから色んなことを学べる電気電子工学科に入れてよかったと思った
- 普段は話しや写真でしか見たことないような内容を、実際に自分の目で見ることができ、とても貴重な体験になった。
- 今回はローツェさんとアドテックさんの2社に行かせていただきました。新社員の方達が優しく話してくれたり、工場もローツェさんはクリーンルームなど機械に汚れやほこりが入らないようにこだわっていたり、アドテックさんは何個かの建物に役割がいろいろ分かれていて、それぞれにそこに特化した人達が集まってました。さらに働き方も定時や長くても19時には仕事を終えることができるのは今の社会に合わせていただけてるなと感じました。
学長から一言:電気電子学科の新入生オリエンテーションでは、まずは「ものづくり」の現場を直に体験することが重要と会社訪問。これから大学で学ぶ工学という学問の意義を確認し、本学の卒業生の話も聞き、お昼には福山城址での桜の花見を兼ねて一緒にお弁当と、実に盛り沢山の内容で、きっと新入生の皆さんには記憶に残る行事になったことでしょう。訪問の機会を与えて頂いたローツェ株式会社、アドテックプラズマテクノロジー社の皆様に心から感謝します。