【メディア・映像学科】映画マナーCM、制作中です。

現在メディア・映像学科では「映画マナーCM」を制作しています。先週、19号館にあるメディア・映像学科のスタジオにて、いよいよ撮影をスタートしました。その様子について、本学科の学科長である安田暁が報告します。

今回、福山大学と広島県興行生活衛生同業組合との共同研究としての映画マナーCMの制作に取り組んでいます。ここでは、メディア・映像学科の3年生チームと、福山市神辺町にある映画館・福山エーガル8副支配人の村田さん、メディア・映像学科の非常勤講師として短編映画の制作を指導してくださっている長尾講師、そして私、安田を中心に、前期からプロジェクトを開始し、これまでミーティングを重ねてシナリオや構成を練ってきました。

撮影直前にも検討を重ねます

映画上映前に、鑑賞中のマナーを呼びかけるCMはいろいろなものが作られています。今回の制作では、ルールを声高に訴えるようなものではなく自然にマナーを共有する意識を持てるためのものを…ということで工夫を重ねたシナリオが完成、そして、学科スタジオで撮影をスタートしたのです。

今回、撮影にあたっては、外部のキャストをお願いするということが一つの目標でした。エーガル8の村田さんにもご尽力いただき、福山市出身の俳優、町本絵里さんに出演いただくことになりました。

学生たちは普段、お互いに出演/撮影/監督などの役を交代しながら自分たちの制作をしています。外部の役者さんに来ていただくのは初の試みです。そのため実際の撮影前に何度もリハーサルを行い、本番に臨みました。

今回の作品は映画館での上映が前提ということで、撮影のクオリティにもいつも以上に気を使います。機材も映画クオリティのものを使わせていただきながら、長尾講師の指導で学生たちが撮影しました。

町本さんにも映像を確認していただきながら撮影を進めます

今回の撮影は中国新聞、読売新聞からも取材を受け、すでに記事にしていただいていますので、ご覧になった方もおられるかもしれません。こちらのブログ投稿からも、スタジオの熱気が伝われば幸いです。写真に写っている以外の学生も、いろいろな役で参加しています。決して長くないカットの撮影にも、多くの力が必要なのです。

映画CMのプロジェクトは、春の公開を目指しており、まだもう一つの撮影と、編集などのいろいろな作業が控えています。メディア・映像学科のブログなども交えつつ、引き続き紹介していきたいと考えています。

 

学長から一言:わがメディア・映像学科が「映画マナーCM」の制作中。本格的なスタジオや機材を備えた学科であればこそ出来る仕事だと思います。その上、映画制作や上映に日頃から携わっていらっしゃる方々や地元出身の俳優さんにまでも協力いただいてのプロフェッショナルな取り組みです。映画館で上映前に目にする撮影カメラが頭になった映画泥棒の映像等とは一風変わった作品が見られることでしょう。楽しみです。