【大学教育センター】学生発案 あったらいいな! こんな授業「フクトーーク2023」開催

本学では、「学生発案~あったらいいな! こんな授業~」をテーマに、新しい共通教育科目について語り合う会「フクトーーク」を開催しています。先日開催された、その「フクトーーク2023」の実施報告が津田将行准教授から届きましたので紹介します。(投稿:学長室ブログメンバー 前田)

 


 

 

本学では、国際社会、情報化社会、そして社会が大きく変化する世界において、時代に合った、そして時代を先取りした共通教育科目の充実を図ろうとしています。これまでに、その魅力的な授業や学修支援の在り方等について、主体者である学生の参加による企画提案型の意見交換会「フクトーーク」を開催してきました。本学の共通教育は、初年次教育科目、共通基礎科目、教養教育科目、キャリア教育科目で成り立っています。

そうした共通教育での学び方の工夫、学びたい科目やテーマ、学修支援のポイントをはじめ、学修成果が期待できる様々な工夫やアイデアなど魅力的な授業方法や、新しい学びの創出につなげ、その一層の充実を目指しています。2012年度から始まり、今回で12回目となりました。

 

今回は…

教養教育科目C群 「歴史と文化」をテーマとして取り上げ、

2023年11月22日(水) 5時限目に、大学会館3階CLAFTで開催しました。

学生の立場から、その現状について、および新しい授業科目の提案について、活発に話し合いが行われました。

 

例えば、

総合大学の特色を活かし、それぞれの学科の専門分野に特化して日常生活との係わりや、その歴史に関する講義を行う。

授業の実施方法は、各回、所属学科の異なる学生で構成されるグループを作り、ディスカッションを行うことで、新しい気付きが得られるようなドキドキ感や驚きのある授業を計画する。等々

参加した学生、教員ともに新しい発想が得られる充実した時間となりました。

発表風景

 

参加学生からは、以下のような感想がありました。

 

・他学科の学生とグループディスカッションできて有意義な楽しい時間であった。

・話し合いの結果、是非、開講して欲しいという科目も出たのでとても有意義だった。

・これからも他学部他学科、学年を超えた学生との意見を出し合える機会があれば、積極的に参加したいです。

・今回のグループワークのテーマはC群で、あまり興味が無い分野であったが、グループでの対話を進めるにつれて興味を持つことが出来た。

 

「歴史を知る」ことは、結局、汝自身を知る ― 「自分自身を知る」ことに通じる と言われます。「歴史の探究」は「人間の探究」である、とも言えるでしょう。というわけで、今年は教養教育科目C群の充実に資する「フクトーーク2023」となりました。

 

学長から一言:大学教育センター主催の恒例の「フクトーーク」。学生諸君から共通教育を中心に本学の教育について自由に語り合ってもらう貴重な催しからは、発案に基づいて、これまでも新しい科目が生まれて来ました。今年の諸提案からも歴史教育をより良いものにする具体的な改善策が生まれることでしょう。