【心理学科】新任教員のご紹介!

心理学科では、後期から新たに1名の新任教員を迎えました。本日は新任の向井智哉講師の紹介を、心理学科の学長室ブログメンバー大杉がさせていただきます。

心理学科では、今年度からコース制が導入され、心理臨床コースと司法犯罪コースが新設されていますが、向井講師はその司法犯罪コースのホープとして、早くも学生から大注目を浴びています。そんな爽やかな向井講師の写真がこちら。

さっそく、少しインタビューしてみましょう。

大杉:まずは専門分野について教えてください!

向井:主な専門分野は、法律や犯罪についての人々の意識、特に犯罪者への刑罰について人々が持つ態度についての研究です。たとえば、なぜ人は犯罪者に対して厳しい刑罰を求めるのかなどのテーマについて研究してきました。

大杉:なるほど!犯罪心理学の中でも、特に法律や社会制度、それを扱う人間の意識や態度に焦点を当てて、法心理学社会心理学的に犯罪にアプローチしていくという、とても興味深いテーマですね。続いて、これまでの経歴についてもお話しいただけますか?

向井:経歴については、元々、大学の学部・修士課程の間は心理学のコースに所属はしていたのですが、統計に興味がそこまで持てず、心理学の勉強はあまりせずに哲学や社会学の本を読んでばかりいました。博士課程に進んでからは一応心理学で博士号はいただきましたが、研究テーマ上、どうしても法律は避けては通れないので、きちんと勉強しようと思い、ロースクールに入学し直しました。また、ロースクールで法律の勉強をする傍ら、福島の被災地の支援やハラスメント対策を専門とする会社でお手伝いをさせていただいたりしていました。

大杉:ロースクール!法務博士でもいらっしゃるとのことで、驚きました!学ぶからには、研究するからには、という真摯な姿勢に脱帽です。

大杉:そんな向井講師ですから、早くも学生から熱い眼差しを向けられているわけですが、最後にそんな学生たちへのメッセージを、ご自身の着任の意気込みも含めて教えていただけますか?

向井:自然豊かなキャンパスで学生の皆さんと一緒に勉強できることをとても楽しみにしています。自分の経験からしても、大学時代というのは、自由な時間が多く、自分の世界を広げる大事な時間だと思います。講義を聞いたり教科書を読んだりといった狭い意味での「勉強」に限らず、学生の皆さんが色々新しいことを試し、これからの人生を豊かにするためのサポートができたらいいなと思っています。

まだまだお伝えしたい魅力をたくさん秘めている向井講師ではありますが、それは今後の学長室ブログ等でまたご報告できたらと思います。

新進気鋭の向井講師を迎え、ますますパワーアップした心理学科。今後の動向にもぜひご期待ください!

 

学長から一言:向井智哉講師、福山大学へようこそ! 司法犯罪コースのホープとして学科の皆さんからの期待はものすごく大きいようです。心理学のバックグラウンドと学位に加え、この分野には欠かせない法律の知見も身につけた法務博士でもある本格派。新設のコースを大きく発展させるために頑張ってください。