【機械システム工学科】福山工業高校で「工業探求プロフラム授業②」を実施しました!

10月19日に福山工業高等学校で第2回目の工業探求プログラムを実施しました。第2回目も、機械システム工学科の小林と機械システム工学科4年生の木村君が指導を行いました。この様子を工学部機械システム工学科の学長室ブログメンバーの小林が報告します。 

 


第1回目(9/14)は、開発プログラムの内容やロケットの歴史、ロケット工学の基礎などの講義を行いました。これに続いて、第2回目は、ロケットの主要部品である、ノーズコーンとエンジンマウントの設計です。ノーズコーンはロケットの先端にあたるところで空気抵抗を考慮して形状を考える必要があります。また、エンジンマウントはエンジンの推力を受け止める重要な部品です。

授業は、ノーズコーンとエンジンマウントを設計するための条件を理解するところから始まりました。

<ノーズコーンの説明をしています>

エンジンマウントはエンジンの推力を受けとめるだけでなくロケット本体内の気密を保つための工夫も必要です。これらの条件を理解しパソコンのCADソフトを利用して設計していきます。

<CADソフトを利用してノーズコーン・エンジンマウントを設計しています>

生徒たちは木村君にいろいろ質問しながら設計を進めています。

<木村君からアドバイスを受けながら進めています>

次回(11/16)は、今回設計したノーズコーンとエンジンマウントを3Dプリンタで造形していきます。

工業探求プロフラム授業② の様子は,学科YouTubeでも紹介しています。
https://youtu.be/cdD39KL5hxc

 

学長から一言:機械システム工学科の小林講師と4年生の木村君による福山工業高校での出前授業の第二回目は、ロケットの先端部分とエンジン部品の設計をCADソフトを利用して行うという、いよいよリアルものづくりに突入です。他人に教えるのは最高の学びでしょうから、木村君にとっては素晴らしい経験になったことと思います。