【工学部】Maker Faire Tokyo 2023 に出展しました!(その2)

先日お届けしたブログ記事「【工学部】Maker Faire Tokyo 2023 に出展しました!(その1)」に続き、今回は出展作品と会場の様子について、工学部スマートシステム学科(フェイスブックはこちら)の沖から報告したいと思います。

2024年4月から電気電子工学科に名称変更するわが学科からは、NHK教育テレビの「沼にはまって聞いてみた」で紹介されたイルミネーション、ドローンを利用したデジタルツイン実現ツール、海中生物観察無限軌道を展示しました。( https://makezine.jp/event/makers-mft2023/m0146/

ここでは、海中生物観察無限軌道について報告します。この展示物は、福山大学ブランド研究プロジェクト「瀬戸内の里山・里海学」内の「里海の藻場環境観測システム」(https://www.fukuyama-u.ac.jp/project/project_branding/)の一部です。タイトルは、「海中生物観察無限軌道」。海中生物の生活の様子をこっそり観察するためのROV(遠隔操作型無人潜水艇、いわゆる海中ドローン)で、海底をクローラで移動して生物に近づき、高機能カメラでリアルタイムに観察するシステムです。

今チームきっての大型展示物です。だいたい1/4くらいのスペースを使わせていただきました。

海中生物観察無限軌道の展示の様子 カメラの向きやズームの操作、クローラの動作を実演しました。アンドロイド携帯から、操作できます。

ROVの説明は、卒業研究で担当している水井啓斗君が担当しました。ブースには常に来場者が集まり、持参したパンフレットも初日で全部なくなってしまいました。説明時にはカメラやクローラの動作を実際に見てもらい、仕組みや工夫点にも熱心に聞いてもらえました。他大学の学生にも興味を持ってもらい、これも良い刺激になりました。

さすが「ものづくり」の好きな人たちのイベントです。 ずっと誰かが興味を持って質問してくれました。

水井君(左端の学生)が、他大学の学生に説明している様子。 同年代も多く参加していました。

時には教員も説明しました。 その間に、学生は他の展示を見学。

濃密な二日間の展示が無事終了し、手際よくコンテナに格納して帰路につきました。

 

ROVを大きな機枠で囲んで輸送コンテナに格納。

1台のコンテナにぴったり収まりました。

 

 

学長から一言:Maker Faire Tokyo 2023に出展した海中生物観察無限軌道は、NHK教育テレビでも過日紹介されたことがあるくらいですから、会場で大いに注目を集めたようです。準備して行った説明パンフレットが初日だけですっかり無くなったのは、その証拠。説明に当たった沖准教授や4年生の水井啓斗君の誇らしい気持ちが伝わってきます。