【電気電子工学科(スマートシステム学科から令和6年4月名称変更)】ETロボコン2023:中四国地区大会で競技部門2位!

こんにちは、工学部スマートシステム学科のブログスタッフ伍賀です。これまで、本年度のロボットコンテスト・ETロボコンへの取り組みを紹介してきました(9/4記事8/24記事)。今回、9/17に開催されたETロボコン中四国大会への参加の報告が担当の教員より届いておりますので、ご紹介したいと思います。・・・これまでの、練習成果が発揮できたのでしょうか。それでは、見ていきましょう!

 


 スマートシステム学科の沖です。9月17日(日)、ETロボコン中四国地区大会にチーム「Sanzo2023」が参加してきました。場所は、試走会②と同じ、学校法人福山大学地域連携推進センターのプレゼンテーションルームです。

福山大学地域連携推進センター会場の立て看板

 

 今年は3名編成のチームで、メンバーはスマートシステム学科3年生の川上翔大さんをリーダーに、スマートシステム学科1年生の高橋海斗さん、情報工学科2年生の松本翔伍さんです。4月ごろから活動を始め、6月ごろチームとしてまとまり、2回の試走会を経た後、今回の地区大会です。これまでの試走会での活躍は、9/4記事8/24記事 を見てください。チーム Sanzo2023 の様子は、次でもご覧いただけます。

【Sanzo2023 競技前半 Leftコース】  https://youtu.be/hfK8Q7nR9MY?t=4062

【Sanzo2023 競技後半 Rightコース】 https://youtu.be/hfK8Q7nR9MY?t=7012

本番前の最終調整のチームSanzo2023。チーム番号:P-04。(左:松本さん、右手前:川上リーダー、右奥:松本さん)

 さて、11時30分、中四国地区実行委員長の香川教授(工学部 スマートシステム学科)の開会宣言で競技が始まりました。

 

今回の地区予選では、ロボットの走行は2回行います。1回目の自分たちの順番が回ってきました。左側が 我々のチームSanzo2023 です。

チームのコールと会場の様子です。

左:準備の前にインタビューを受けている高橋さん。右:走行前に緊張している松本さんとリーダー川上さん。

さて、いよいよ、コールが掛かります。「Go to the start, Ready ?  3… 2…1… Go!」

左:ボタンを押してスタート。右:疾走するロボットと見守るチームメンバー

 順調に奏功し、ライントレース部を通過してLAPタイムが表示されました。いいタイムです。相手はまだ到達していません。

ライントレース部を通過してLAPタイムが表示されました。いいタイムです。

その後もゴールに向けて順調に走っていたのですが、途中でコースアウト。

左:順調に走っていたのですが・・・。右:ゴール間際に残念ながらコースアウト。

 LAPの値は小さい方がよく、走行ポイントと合わせてリザルトポイントが決まります。リザルトポイントは大きい方が良く、これで優劣が決まります。結果はリザルトポイント 26.2ポイント。まずまずの結果です。

 

左:ここでインタビューを受けて、次に備えます。右:そして、2回目の走行、今度は右コースを走ります。

2回目は、1回目より良い感じです。チームメンバーの3人とも緊張していますが、これは、ロボットが良い走行をしている証拠。ドキドキしながら見守っています。

左:3人とも緊張の面持ち。右:ラインが分かれているところは、ロボットが期待どおりに動作するか、さらにドキドキ。

1回目には実現できなかった、ブロックの移動とゴールへの到着も無事達成しました。

 2回目のリザルトポイントは34.6Pでした。1回目より伸びています。2回の走行で高いポイントが結果になるので、34.6Pがチームの結果となりました。

 全部のチームが走行し終わって、結果発表。地区大会の結果は、実機を動かす競技部門とプログラムの設計図であるモデル審査部門の2つの評価を合わせた総合部門で決定されます。まずは走行部門です。Sanzo2023は2位でした。大健闘です。

 しかし、残念ながら、モデル審査部門は入賞ならず総合部門でも入賞を逃し、チャンピオンシップ大会への進出はかないませんでした。

左:残念そうなメンバー。右:懇親会開始時の実行委員長挨拶

競技の後は懇親会があり、実行委員会や他チームと話をすることができました。その会場には、事前に提出し審査された全チームのモデルが掲示され、審査後の実行委員会のコメントも示されていました。

モデルについても、過去のチームより良いモデルだとコメントがありました。もちろん初出場の学生が自分の力で作成したモデルです。素晴らしいことです。結果はあと少しとなりましたが、また挑戦したいと抱負を語っています。実は今回、モデル提出後にライントレース制御をより滑らかに走行させるための工夫を行っています。この方法については、もう少し解析・整理して計測自動制御学会中国支部学術講演会( https://www.sice.or.jp/org/chugoku/conference2023/conference.html )で発表する予定です。

来年度はさらに強化されたチームになるでしょう。みなさま。応援のほどよろしくお願いいたします。

 

学長から一言:手製ロボットの走行の妙技を競うETロボコンの中国四国地区大会において、本学から出場した3名の諸君は惜しくも入賞を逃したものの大健闘だったようです。来年度から電気電子工学科に学科名称が変更になるスマートシステム学科の二人と情報工学科の一人の、学科を越えた初出場の混成チームは、それぞれの専門の強みを活かして頑張ったことでしょう。今回学んだ事柄を踏まえて、来年度はさらに強力なマシンを作り上げるように、頑張ってください。