【心理学科】ボランティア前期活動報告第二弾!地域安全マップづくり大学生ボランティア研修会に参加!

心理学科の学生が行っている防犯ボランティア活動は様々ありますが、本日は前期の活動報告の第二弾(第一弾はこちら)です。6月に開催された「地域安全マップづくりボランティア研修会」の様子について、心理学科濱本有希助手からの報告をお届けします(投稿は学長室ブログメンバーの大杉です)。

 


心理学科の濱本です。 

PACE(ペース)福山支部の学生が、6月10日(土)に広島県庁で開催された地域安全マップづくり大学生ボランティア研修会に参加しました。その際、「活動紹介」と「事前講義」を担当させていただきましたので、本日はその様子をご報告いたします(PACAE福山支部に関する過去の記事はこちら)。 

広島県では、正しい地域安全マップづくりを普及させるためには、担任教師のみによる実施は難しいので、指導者として大学生ボランティアを募集しています。そのため、毎年県内の大学に通う大学生の中から、教員を目指している人、子どもの安全に興味がある人、地域の防犯活動に貢献したい人などを対象として、地域安全マップつくり大学生ボランティア研修会を開催しています。会場が広島市で本学からは少し遠かったのですが、PACE福山支部からも毎年多くのメンバーが参加しており、今年は1年生から4年生までの10人の学生が参加しました。 

PACE福山支部のメンバーは、普段あまり乗らない新幹線を利用し、皆で一緒に少し遠出をするということで、道中もとても楽しく過ごすことができたようです。 

<集合して新幹線で広島に向かうメンバーの様子> 

これまで、「活動紹介」と「事前学習」の講義は、他大学の先生が行っていましたが、今年はPACE福山支部の学生に依頼がありました。「活動紹介」は、PACE副代表の谷本優泉さん(捜査心理学研究室4年・島根県立松江南高校出身)が、「事前学習」のための講義はPACE代表の増田礼智君(捜査心理学研究室4年・広島県立因島高校出身)が担当しました。学生が講義を担当するのは今回が初めてということで、PACE福山支部のメンバーは、とても気合を入れて講義の練習をしていました。私(濱本)も何度も相談を受けましたが、今までにない高い完成度だと感じました。

<活動紹介と事前講義の様子> 

フィールドワークでは、6人前後の各大学からの学生グループに分かれての活動になりました。中には、地域安全マップづくりを初めて経験する学生も参加していたので、PACE福山支部の定期活動で鍛え上げた成果を発揮し、グループのメンバーが困ったときには、福大からの参加者がリーダーシップをとって、活動を進めることができたようです。 

<マップ作りをしている様子> 

フィールドワーク、マップづくり、発表会と、一緒に活動をしたグループのメンバーとは、すっかり仲良くなりました。他大学の学生と関わる機会がなかなかないので、とても良い研修になったと思います。仲良くなったメンバーが、これから先に福山での活動の際に応援に来てくれたり、広島で活動する際にPACE福山支部のメンバーを呼んでくれたりして、一緒に活動できる日がくるといいですね! 

今年は、新型コロナウイルスによる制限がなくなり、学生がより多くの経験をして、今しか感じられないことをたくさん感じてくれると嬉しいです。 

<完成したマップを持って集合写真。他大学の学生とも、笑顔で交流です。> 

 最後に集合写真を撮影しました。 

<集合写真> 

 地域安全マップづくり大学生ボランティア研修会に参加したPACE福山支部のメンバーの感想をいくつか紹介します。 

  • 門屋紬希さん(1年生・岡山県立玉野高校出身) 

今回初めて研修会に参加しました。事前講義からフィールドワーク、地域安全マップづくりなどのすべてを経験することができ、とても充実した研修会でした。他大学の学生とグループを組み活動をするなかで、様々な意見を交わし地域安全マップを作成することができました。自分にはない考えをたくさん聞くことができたことも、良い学びになりました。これまで自分で「危険な場所」、「安全な場所」を見つけて判断することが難しかったのですが、見つけ方や判断する方法をこの研修会で深く学ぶことができたので今後の活動に活かしていきたいと思いました。 

フィールドワークの前に先輩方が実施していた「地域安全マップづくりの意義」の講義は、自分にはまだできないなと感じさせられるほど完璧な講義でした。これからたくさん活動する中で先輩を見習い、私はまだまだ未熟なので、採長補短を心がけて、力をつけたいと思いました。 

  • 田淵優子さん(捜査心理学研究室3年・岡山県立倉敷天城高校出身) 

私は今回初めてこの研修会に参加させていただきました。今まではPACE福山支部として小学生の子どもたちに「教える」という立場で地域安全マップの作成の活動を行ってきましたが、久しぶりに自分たちが参加者となってフィールドワークを実施しました。また、他大学の学生さんとの情報共有も行い、有意義な時間となりました。 

今まで訪れたことのない地域でのフィールドワークはすごく新鮮なものでした。実際に地域安全マップの作成まで進める中で、「危険な場所・安全な場所」の判断の難しさを改めて感じたので、理解の深まる地域安全マップ作成のために活かしたいと思いました。 

ボランティア活動をされている他大学の学生さんと交流しながら楽しく活動することが出来て、すごく楽しかったです!また、今回の活動で、私たちPACEの地域安全マップ作成の活動における「楽しみながら学ぶ」という部分の魅力を改めて感じました。これからもPACEの活動を通して、多くの方々に防犯について「楽しく」学んで頂ける機会を増やしていきたいと思います! 

  • 増田礼智さん(捜査心理学研究室4年・広島県立因島高校出身) 

研修会では、広島経済大学、比治山大学の学生の皆さんと共同で地域安全マップづくりを行い、交流しながら楽しく活動を実施することができました。 今回は「活動紹介」と「事前講義」をPACE福山支部の代表として私が担当し、班のファシリテーターも任されました。地域安全マップについて持てるだけの知識を持ってグループの人に役割を振分けたり、安全・危険な場所を見分けるキーワードを使ったりして分かりやすく説明できたと思います。 

私は2回目の参加でしたがこのように他大学と交流をしながら大人版の地域安全マップの作製をすることは子どもたちとはまた違った視点で勉強できるので非常に有意義な時間になりました。 

 参加・協力してくださった皆さん、本当にありがとうございました。今後も、PACE福山支部の活躍にご期待ください! 


PACEも現体制になって5カ月が経ちました。様々なイベントや研修会への参加を通して、それぞれのメンバーがパワーアップしています。前期の活動報告は、同じく防犯ボランティア団体であるCyPat FUの報告も含め、あともう少し続きます。お楽しみに!

 

学長から一言:心理学科で防犯ボランティアグループ「PACE(ペース)福山支部」の活動を行っている皆さん、広島県庁での「地域安全マップづくりボランティア研修会」への参加、お疲れ様! 他大学で同じ活動を行っている人たちと仲間になり、新たな知見を獲得するなど収穫は大きく、楽しい思い出もたくさん作れたことと思います。活動のブラッシュアップに向けて、ますます頑張ってください。