【大学】海外研修参加者へ奨学金が贈呈されました。

 この度、福山大学経済学部同窓会及び福山大学後援会、並びに学校法人福山大学から「バリ島研修」、「プサン研修」に参加の20名の学生の皆さんに対して奨学金を給付することになり、その奨学金贈呈式が開催されましたので、経理部より報告します。

 令和5年7月24日(月)に、福山大学経済学部同窓会の豊田健路会長、福山大学後援会の村上祥子会長に本学へお越しいただき、贈呈式を挙行しました。

15号館3階AV室

 

まず、 豊田経済学部同窓会長より「同窓会の目的は、会員相互の親睦を図り、母校との連絡を緊密にするともに、福山大学及び福山大学経済学部の発展に寄与することであり、在学生の課外研究活動の支援事業も含まれます。同窓会で在学生に何か支援できないか検討した結果、大学とも協議し、海外研修へ参加される学生への支援をさせていただくことになりました。海外研修では、日本ではできない経験を学んでほしいですし、グローバルな視点を磨いてほしいと考えています。身体に気を付けて頑張ってきてください。」と贈呈の挨拶がありました。

 

続いて、村上福山大学後援会長より「自分自身も在学中にアルバイトをして貯めたお金で海外へ約3ヵ月、留学した経験があります。私が留学を通して感じたのは、日本人でありながら日本のことを余りよく知らない、日本の良いところを紹介できないということでした。留学まであと少し期間があると思うので、皆さんも日本のこと、自分のことを海外で紹介できるように準備して、海外研修で普段大学では学べないことを学んできてほしいと思います。」との挨拶がありました。

 

 最後に、大塚学長より「本学おいては、地域から国際社会につながる未来創造人を育成することを使命としています。国際社会につながる、つまりグローバルに活躍できる人材の育成です。現代では、企業であれ自治体であれ、様々な形で世界と結びついています。そういう時代にあって、どんな場面に遭遇しても臆することなく、必要な力を発揮できる人の育成に大変力を入れており、海外10か国31大学と協定を結んで交流しています。

ここ数年、コロナ禍の影響で海外留学や海外研修を行うことが出来ませんでしたが、規制緩和となり、ようやく活発に海外研修等を行える見通しとなりました。しかしながら、円安や航空運賃の高騰など海外へ出かけるには経済的な負担が大きくなっています。そこで今回、学校法人福山大学からバリ島研修及び釜山研修へ行かれる皆さんへ奨学金を給付することとしました。

今回の海外研修で学ばれることがこれからの学生生活や今後の人生において価値のある経験となることを祈念します。」との挨拶がありました。

 

 各贈呈者から学生代表者へ奨学金を贈呈しました。

 

 学生を代表して、国際経済学科(3年)の三島衣織さんより奨学金贈呈へのお礼と、「学生一人一人がしっかりと自覚をもって海外研修へ臨みます。」と決意表明がありました。

 

 最後に、楠田経済学部長より

「経済学部の『バリ島研修』、『プサン研修』へ参加する学生達への奨学金贈呈式を挙行して頂き、誠に有り難うございました。大学の国際金融の講義で、購買力平価仮説という理論を学んだと思います。理論的には、現在の円安水準より円高にシフトするとの仮説となりますが、現実にはそうなっておらず、従って海外から日本への渡航者は多くなりましたが、逆に日本から海外に渡航するには経済的に厳しい状況となっています。学内で、このような状況のもと、学生達が海外に渡航し、まだ見ぬ土地で新たな体験や新しい自分を発見する機会に対し、何らかの支援が必要ではないかとの検討を開始し、本日の奨学金贈呈式まで至ったことは感慨深いです。渡航先で、自由になったかたらといって羽目を外し過ぎ、新型コロナ等に罹患することがないよう健康面には十二分に気を付けてそれぞれの目的地で所期の研修成果を挙げて下さい。」

と学生への奨学金贈呈へのお礼の挨拶があり、閉式しました。

 

 閉式後に、全員で記念写真を撮りました。

写真)前列左より楠田経済学部長、豊田経済学部同窓会長、大塚学長、村上後援会長、大高事務局長 2列目、3列目は海外研修参加学生

 

学長から一言:コロナ禍が下火になり、経済学部が実施する短期研修をようやく本格的に再開できるようになりました。しかし、折からの円安や航空運賃の高騰は研修参加者にとって痛手となります。そこで、その対策として、経済学部同窓会、福山大学後援会、そして学校法人福山大学からの寛大な支援により奨学金を授与できました。研修参加者の皆さん、大いに頑張って来てください。