【プロジェクトM】プロジェクトM主催で「M亭教養講座 ☆ラオスでラム酒づくり」を開催しました

プロジェクトMの活動について、「Mのじぃじ隊長」こと秦野琢之名誉教授からご報告がありましたので、企画・文書課より投稿いたします。


新学期が始まりました。今年度からプロジェクトMのじいじ隊長は「Mのじいじ影武者」になりました。どうぞよろしく。

4月28日(金)、ラオスでラム酒を作っているLAODIの井上育三さんに来ていただいて、松永駅北口からほど近いプロジェクトの拠点M亭で「☆ラオスでラム酒づくり」と題した教養講座を開催しました。内容は、まず井上さんから「ラオスでラム酒を作る思い」を語っていただき、後半は地元の福田酒店さんによる試飲を兼ねた「ラム酒の楽しみ方」講座という、二本立てでした。事前に今津交流館のご協力で、開催の案内を遺芳丘小学校学区内に配っていただき、あっという間に20名の定員が埋まりました。

井上氏は過去に学長室ブログで何度も取り上げているので(2022.11.04投稿記事2022.11.02投稿記事)ご存じの方も多いと思いますが、簡単に紹介すると、松永の今津町出身で理化学機器商社の(株)扶桑理化の設立4人衆の一人、そして18年前にラオスでラム酒製造会社LAODI(Lao Agro Organic Industries Limited  Craft Japanese rhum LAODI / 無農薬クラフトラム酒無農薬クラフトラム酒LAODI ラオディ公式オンラインショップ│おすすめラム酒レシピ掲載(モヒート等カクテル、お菓子)オーガニック (laodijp.com))を立ち上げたパイオニアです。生物工学科の非常勤講師も務めていただいています。生物工学科がラオス海外研修(https://www.fukuyama-u.ac.jp/blog/76580/)を行った時も、大変お世話になりました。

さて、夕方18:00前にはお客さんとスタッフ合わせて約30人が集まりました。定刻になり、昨年12月にラオス海外研修に参加したMのメンバーの一人 、愛称モーリー君の司会で井上さんの話(というか・・まさに漫談)が始まりました。

           

 

ラム酒とはどんな酒で、どのようにして作るかという話題から、ラオスの自然の豊かさ、ラオス人のやさしさ、ラオスにみる日本の原風景そしてサトウキビの原産地に位置するラオス、International Wine and Spirit Competition で金賞を取った矢先にコロナでロックダウンとなり大変な思いをしたこと・・などなど、いいこと悪いこと、うれしいこと苦しいこと、楽しいこと悲しいこと、そしてこれからの夢など、ラオスでラム酒を作る思いを、時には熱く、時には淡々と、ラオス現地でもしゃべっている備後弁で語ってくださいました。井上氏の話に聞く側はどんどん引き込まれていきました。質問にも丁寧に答えてくださるので、あっという間に時間が過ぎていきます。思わず、そろそろ次のラム酒の楽しみ方にと声をかけなかったら、終わりは何時になるのやら・・と気をもむほどでした。

                                  

 

後半は福田酒店さんのラム酒の楽しみ方(おいしい飲み方)講座です。井上さんが「自分は作る人。ソムリエじゃないからおいしい飲み方なんておこがましい。」とおっしゃるもので、松永で唯一LAODIを扱っている福田さんに、飲み方講座をお願いしました。この時のために、店主の福田哲也さんはLAODIジャパンの商品案内にこの日準備した3種のラベルの商品にマークを入れたチラシを作ってくださった上に、コーラ、炭酸水、水、氷なども準備して、「まずストレートで試してください。その後お好みで色々なもので割って飲んでみてください。オンザロックもおいしいですよ。今日は3種類持って来ていますから、それぞれのお酒で試してください。」などといろいろ説明をして下さったのですが・・集まったお客さんは、まずは飲んでみようという人ばかりで、なかなか落ち着いて説明を聞いてくれません。早く注いでもらって、早く飲みたい人たちです。ラムを注いでいるコーナーに殺到です。

 

                                

まあこうなることは想定内というか予想通りというか、最後は試飲というより腰を落ち着けて、井上氏を囲んだ飲み会となりました。それでも井上氏は持ち前の明るさで、お客さんを楽しませて下さいました。

                                     

 

井上氏は今津町出身ということもあって、小学校の同級生の方たちもご来場でした。最後にその方たちと記念撮影。いずれにしても、今回「М亭教養講座」として「ラオスでラム酒づくり」を開催し、一番喜んで下さったのは地元の人たちだなとしみじみ思いました。開催してよかったと交流館のスタッフも私たちも実感しました。今回の催しを快く引き受けてくださった井上さんに感謝です。

 

ところで、今年度は何と!20名を超える新メンバーがプロジェクトMに加入しました。1年生の他に、2年生や3年生も加入してくれました。みんなコロナが落ち着くのを待っていたんだなと、つくづく思いました。さあ、新メンバーも増えたことだし、今年は楽しいことをいっぱいやりまっせ^〇^。

 

学長から一言:松永駅前の活性化を目指し、松永の頭文字Mを名称に取りこんだ本学の公式プロジェクトは、コロナ禍が沈静化に向かう中で活気を取り戻しているようです。地域の方々を巻き込んだ活動の新年度第一弾は、本学と深い繋がりのあるラオスのラム酒「LAODI」をめぐって、適度な燃料も加わって大いに盛り上がったことがよく伝わって来ました。