【心理学科】2年生がビジネスコンテストで審査員特別賞を受賞!
心理学科とビジネスコンテスト。一見無縁のようですが、この度大学での学びも活かしながら審査員特別賞を受賞した学生がいます! 本日は心理学科2年生の桒原華さんのビジネスコンテストにおける受賞について、心理学科の学長室ブログメンバー、大杉がお伝えします。
昨年10月から今年1月にかけて行われたdodaキャンパス主催のビジネスコンテスト「キャリアゲートウェイ2022 SDGsをアプリで解決!」で、心理学科2年生の桒原華さん(岡山県立倉敷古城池高等学校出身)が、名誉ある「審査員特別賞」を受賞しました!
このビジネスコンテストは、ベネッセi-キャリアが各業界のトップ企業14社とともに社会を牽引する人材を育成することを目的として開催したものです。
桒原さんは昨年10月から準備をはじめ、書類審査、企業プレゼンという予選を順調に勝ち進みました。そして見事、ファイナリストに選出され、1月14日(土)に東京の日比谷国際ビルで行われた全ファイナリストの集結イベントに参加。「すべての学生が健康的に過ごせる環境づくり」と題し、「オンライン診察アプリ」を提案するプレゼンを立派にやり遂げました。
<プレゼンをする桒原さん>
1年生の時にはコロナ禍で様々な制約があったことから「2年生では何かに挑戦したい」と思っていた桒原さん。そんな時にたまたまこのビジネスコンテストの広告が目に留まり、「これだ!」と思って応募したそうです。応募締め切り3日前だったそうですが、そこから急ピッチで企画書を書き上げるガッツは素晴らしいですね!
ここから少しインタビュー形式で、この受賞についてお伝えしたいと思います。
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Q. どんな提案をしましたか?なぜそのテーマにしたのですか?
今回のビジネスコンテストはSDGsに関連したアプリの開発でした。そこでSDGs 3番の「全ての人に健康と福祉を」をテーマに学生が病院に通いやすくするために、オンライン診察のアプリを提案しました。きっかけは、一人暮らしをしている友達が、コロナに罹ってしまった際に大変な思いをしたと聞いたことです。一人暮らしの学生でも安心して生活できるような環境を作りたいと思い、このテーマで作成しました。
Q. 苦労した点や難しかった点はありますか?それらをどう乗り越えましたか?
1人で参加したので、アイデアに行き詰まった時が大変でした。しかし、心理学科の先生や友人がたくさんのアドバイスをしてくださり、乗り越えることができました。また、ビジネスコンテストでは経営などについて、ある程度のビジネス知識がないといけなかったので、どのように運営会社と中間会社、病院、利用者に利益を出せるかを考えるのがとても大変でした。しかし、インターネットで収益の取り方などの方法を調べ、形にすることができました。
Q. ビジネスコンテスト出場を経験した感想をお願いします!
ビジネスコンテストに出場して、初めて企業や大勢の方々の前でプレゼンをしました。その中で、原稿に捉われると言いたいことも言えなくなってしまうことがあると気づきました。そして、原稿に頼るのは最小限に控え、発表は自分の一番伝えたいことをその場で話すことが大事だと感じました。また、ビジネスコンテストに限りませんが、自分が作り上げたものに対して評価を頂ける嬉しさや、最後まで完成させることができた達成感を得ることができました。
Q. 大学の仲間や未来の後輩たちに、何か伝えたいことはありますか?
ビジネスコンテストと聞くと、ビジネス知識が無いとできない、経済・経営系の学部や学科しかできないと思うかもしれませんが、それは関係ないということを今回の大会で知ることができました。どんなジャンルであれ、自分が興味があったり、チャレンジしたいことがあれば挑戦するべきだと思います。自分の気持ちさえあればできないことはないと伝えたいです。
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2月13日(月)には、この功績を大塚学長に報告するため、学長室訪問を行いました。
桒原さんは、実は心理学科の授業で学んだ質問紙作成ツール(Qualtrics)を用いて調査したデータをもとに、プレゼン資料を作成していました(こちらの学長室ブログ記事をご参照ください)。適切な調査のための項目の選定についても、様々な心理学の授業で学んだ知識を大いに活かしています。
心理学科での学びを実践的に活かし、対象者は現状のシステムやサービスをどう感じているのか、なぜそのアプリが必要なのか等の説明にしっかりと根拠を示し、説得力あるプレゼンを行うことができたことを、自分の言葉で丁寧に大塚学長に報告することができました。
大塚学長からの労いの言葉は、努力を重ねて見事な結果を勝ち得た桒原さんの心に強く響いたことと思います。
<学長室にて撮影>
桒原さんの努力を間近で見ながら、企業プレゼンや質問紙調査をどのように行うか等をサポートしてきた身としては、桒原さんの受賞は自分のことのように嬉しく思っています。心理学科生はビジネスコンテストに対して思っていた以上に強みがありそうだなと気づいたのも大きな収穫でした。桒原さん、本当におめでとうございます!
心理学もビジネスも、ともに社会課題を解決し、よりよい社会を作りたい気持ちは同じです。少しでも興味を持った皆さん、ぜひ福山大学心理学科で、何かチャレンジしてみませんか?
学長から一言:専攻する心理学とは一見関係なさそうに思えるビジネスコンテストに果敢に挑戦し、見事に審査員特別賞を受賞した桒原華さん、おめでとう! コロナ禍による制約や鬱々とした気分をはね返そうと思ったのが出発点で、テーマは身近な大学生の生活や健康に係るオンライン診断アプリの開発提案というのもすごい! 知らないことも自ら調べて形にしていくバイタリティはまったく見上げたものです。