【スマートシステム学科】超異分野学会香川フォーラムに学生が参加!

以前のブログで紹介しました「超異分野学会」が、12月3日(土)に香川県高松市で開催されました。このイベントに、工学部スマートシステム学科の私の研究室から「ドローンを用いた災害時情報収集システム」「里山SDGs with 環境計測デバイス」というポスターを出展し、これまでドローンプロジェクトチームで活躍してくれた3年生の山田幸輝君が参加しました。この様子について、学長室ブログメンバーの伍賀が報告します。

分野や業種の違いにとらわれない学際的な研究発表の場である超異分野学会、香川フォーラムのテーマは「瀬戸内から世界のディープイシューに橋を架ける」と設定され、日本国内の大学・研究機関の他にもフィリピンの大学からも多数の参加があり、国際色のあるイベントとなりました。

今回は、アグリテック・フードテックという農業領域・食品領域に関する出展が多かった印象ですが、これにドローンテクノロジや画像処理といった最近の工学的手法を組み合わせることで、技術の相乗効果が期待できる印象を持ちました。

ポスター発表ブースで研究説明をする山田幸輝君

展示ブースでは、わが研究室で開発中の全方位サーモカメラのデモ展示を行い、多くの企業の方々に興味を持っていただきました。超異分野学会 では、大学発の技術の社会実装や産業応用をターゲットとしており、産学連携を見据えた活動が活発に行われるのも特色の一つです。ブース係の山田君は、他大学の研究者や企業の技術担当の方にデモンストレーションや説明を行い、高く評価されていました。

また、山田君は他大学の研究者の方から、ドローン開発に関するアドバイスや新手法を提案してもらっており、新たな研究のコラボレーションも始まりそうです。大変、実りの大きなイベント参加になりました。今後の研究の発展にも期待したいですね!ドローンチームとしてこれまで活躍してくれていた3年生の市川君には、香川県銘菓のお土産が手渡されました。

市川智也君(左)、山田幸輝君、香川県のお土産「名物かまど

また、山田君と市川君のチームは、今秋に開催された京都科学技術センターが主催するテクノアイデアコンテスト“テクノ愛 2022”で「2種類の全方位カメラによる電気設備観測システム」という研究で応募しました。残念ながら大きな賞は逃しましたが、健闘賞に選ばれました。これからもスマートシステム学科の存在感を出すために頑張って欲しいですね!

山田君・市川君チーム、テクノ愛の健闘賞でした

 

 

学長から一言:活気あふれるスマートシステム学科での研究や学びの様子が伝わってきます。超異分野学会という、名称から考えるだけでもユニークで学際的な場での他流試合は、きっと学生諸君にとって大きな刺激となったことでしょう。伍賀研究室が注力している全方位サーモカメラやドローンの活用場面がドンドン拡がるといいですね。