【経済学科】「スポーツ×SDGs」高大連携活動&広島ドラゴンフライズサービスラーニング

11月26日(土)と27日(日)に経済学科藤本倫史ゼミと岡山龍谷高等学校が連携し、「スポーツ×SDGs」をテーマとした高大連携活動を行いました。この活動の延長で、プロバスケットボールチームの広島ドラゴンフライズ主催試合でのサービスラーニングを行いました。さらに、パラスポーツ支援の活動にも携わりました。これらのことについて、活動の様子をまとめた記事が藤本講師より届きましたので、経済学科学長室ブログメンバーの野田が紹介します。

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高大連携活動のきっかけは、岡山龍谷高等学校が取り組んでいらっしゃる進路実現に向けた探求型学習プログラム「RINGS」に藤本講師が招聘され、「スポーツ×SDGs」の講義を行ったことでした。「RINGS」には藤本ゼミの学生も参加し、高校生とともにスポーツとSDGsについて学びを深めました。「RINGS」での授業の様子福大生とのゼミ交流については、岡山龍谷高校のブログをご覧ください(リンク先から閲覧できます)。

また、広島ドラゴンフライズは、地元広島の企業や学校などと連携し、積極的にSDGsの活動に取り組まれています。広島ドラゴンフライズのSDGsプロジェクトに関しては、こちらをご覧ください。「RINGS」でも、このSDGsプロジェクトの事例を活用して授業を展開しました。「RINGS」での学びをアウトプットするために、11月26日(土)はエフピコアリーナふくやまで開催された広島ドラゴンフライズ主催の公式戦での試合運営の見学やボランティアスタッフとして、サービスラーニングを行いました。藤本ゼミの学生も、岡山龍谷高校の高校生とともに新型コロナウイルス感染症対策を徹底して見学やお手伝いを行いました。

藤本ゼミの学生と岡山龍谷高等学校の生徒で記念撮影。これから試合運営のお手伝いです。

学生は、ボランティアスタッフとして入場受付、館内案内、グッズ販売などを体験することで、現在のスポーツビジネスや試合運営の基礎を学びました。

グッズ販売の現場にて

入場受付、館内案内のスタッフミーティング

今年の広島ドラゴンフライズは絶好調で、11月26日(土)も試合に勝利して、現在は西地区の首位を走っています!その中で、経営・試合運営の工夫などを現場で学ぶことができて学生たちも勉強になったと思います。また、来年の2月にも福山で試合が開催される予定です!皆さんも応援に行きませんか?

次いで11月27日(日)には、エフピコアリーナふくやまのサブアリーナで福山市主催のユニバーサルスポーツ体験会の運営補助とスポーツ×SDGsプロジェクトの企画・運営を行いました。この体験会は、福山市、広島県パラスポーツ協会、車いすバスケットボールチームの広島Riseルネサンスグループが共同開催したものです。会場では、市内の小学生と保護者を中心に、車いすの体験やバスケの試合体験などを楽しみながら体験されていました。

車椅子体験を楽しむ参加者の皆さん

学生たちは、受付や誘導、ゲームの補助活動、ミニイベントのお手伝いを行いました。そして、体験会終了後にいよいよ学生たちスポーツ×SDGsプロジェクトの開催です!今回は、SDGsの「すべての人に健康と福祉を」「住み続けられるまちづくりを」「つくる責任、つかう責任」「海の豊かさを守ろう」の4つの目標を意識して2つの企画の運営を行いました。企画は、「SDGs×エコクイズ」ブースと「フリースロー体験」ブースに分かれて実施するという内容でした。

1つ目の企画の「SDGs×エコクイズ」ブースでは、子どもたちに体を動かしながら回答してもらい、SDGsについての理解を深めてもらいました。クイズの問題は、学生がこれまでに学んだことを活かしたものを考えました。

エコクイズ出題中です。体を動かしながら答えるのは楽しそうですね!

2つ目の企画は「フリースロー体験」です。この企画では、参加者にバスケットボールの楽しさや車いすからのフリースローの難しさを体験してもらいました。

フリースロー体験。入りそうな角度ですね!

どちらの企画も参加者の笑顔が絶えず、良い経験となりました。学生たちが半年をかけて創り上げ、成果をあげることができました。そのため、企画が無事に終了した後には、参加者全員が充実した表情を見せてくれました。

企画終了後に龍谷高校の高校生と記念撮影。みんな笑顔です!

このような高大連携やサービスラーニングの活動は、学生たちの社会人基礎力や研究力を伸ばすことになります。藤本ゼミでは、このような機会を大切にして、今後も積極的に活動を行っていきたいと考えています。また、このような機会をいただきました関係者の方々に厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

最後に、プロジェクトリーダーを務めた藤本ゼミに所属する経済学科3年の桒原美海さん(広島県立福山葦陽高校出身)の感想です。

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「私は今回、プロジェクトリーダーを担当させていただき、社会人になる上でとても良い経験ができました。その中でもコミュケーションの重要性を改めて学びました。なぜなら、ゼミのメンバーや岡山龍谷高校の生徒の皆さんと円滑なコミュニケーションを図り、企画を作り上げることがとても難しかったからです。その困難を良い機会だと捉え、7月から何度も打ち合わせをして企画を考え、ようやく本番を迎えることが出来ました。まず、26日ですが、私は入場受付を担当しました。お客様にいかにスムーズに入場していだだけるかを考えながら行動しました。また、メンバーと相談しながら主体的に動き、メンバーのことも気にかけながらチームで動くことの大切さや難しさを学びました。27日は自分たちの企画を実施しました。参加者の方々は年齢層がバラバラで、それに応じた臨機応変な対応を考えながら運営を行いました。また、高校生の皆さんも積極的に動いてくださって非常に助かりました。何より参会者の方々が楽しんでくださったことが非常に嬉しかったです!私はプロスポーツ球団の球団職員を目指していますが、今回の経験は非常に勉強になることが多く、今後もこの経験を活かしていきたいです。

 

 

学長から一言:経済学科のスポーツマネジメントコースにふさわしい活動の展開について知ることができました。岡山龍谷高校との高大連携事業から始まった諸活動はいずれも意義深く、高校生の皆さんと一緒になって、日頃大学で学んでいるスポーツを運営し経営するという視点から、さまざまな工夫を凝らした経験は、きっと将来の仕事の糧となるはずです。貴重な機会をご提供くださった関係者の皆さまに私からも御礼を申し上げます。