【機械システム工学科】キッズスペースパーク(岡山市)、湖畔フェスティバル(府中市)に参加しました!

工学部の1年生を対象にした「みらい工学プロジェクト」で「ロケット創作プロジェクト」を担当している関係から、10月1日(土)、10月2日(日)とキッズスペースパーク(岡山市)、湖畔フェスティバル(府中市)で子ども達にロケット制作の指導をしてきました。このイベント参加の様子について、機械システム工学科学長室ブログメンバーの小林が紹介します。

10月1日(土)には、岡山青年会議所が主催する「キッズスペースパーク」で、JAXAの講演や探査機操作体験、宇宙食体験など宇宙に関するイベントが行われました。その中で福山大学は、小学生を対象にしたペーパーロケットと中学生を対象にしたモデルロケットの教室を実施しました。中学生を対象にしたモデルロケットの教室は、ロケットの構造や原理を解説し、実際にモデルロケットを制作して発射実験を実施しました。指導は、機械システム工学科3年生の木村君と森君が担当しました。木村君は、今年の「みらい工学プロジェクト」でモデルロケット従事者資格を取得した学生です。大学の授業で習得した内容について、中学生が理解できるよう資料を作成して講義に挑みました。

<講義と製作指導の様子>

参加した中学生は、宇宙が好きな中学生ばかりです。難しい内容もありましたが、楽しそうに講義を聴いてくれていました。モデルロケットの教室は2クラスあり、合計56名の参加がありました。発射実験ではすべてのロケットが安全に飛翔し、実験は成功しました。

<発射実験の様子>

参加した中学生や保護者の方からは、「もっとロケットについて勉強したい。」「ぜひまた来てください。」という言葉を頂きました。

翌日の10月2日(日)は、広島県府中市の羽高湖で開催された第26回湖畔フェスティバルです。湖畔フェスティバルでは、小学生を対象にペーパーロケットの制作とプラバン工作を行いました。指導は前日に引き続き、木村君と森君が担当してくれました。

 

<指導の様子>

ペーパーロケットは圧縮空気で飛翔するロケットです。簡単な仕組みですが、ロケットの安定性に関してはモデルロケットと同じです。1機だけでなく、少しづつ羽根の形や重さを変えたロケットを複数制作し、飛び方を実験する小学生もいました。実験結果を嬉しそうに報告してくれました。

<ペーパーロケット発射実験の様子>

100名以上の参加者があり、楽しい一日となりました。体験イベントではありませんが、モデルロケットのデモ発射も行いました。
この発射デモンストレーションでは、多く来場者に見守られながらロケットは空高く飛んでいきました。

<モデルロケットデモ発射の様子>

参加していただいた子どもたち、ありがとうございました。皆さんがモノづくりに興味を持っていただければ嬉しいです。

 

学長から一言:大学で自らが学んだペーパーロケットやモデルロケット作りのノウハウを子ども達に伝授する経験は、機械システム工学科3年の木村君と森君にとってきっと楽しいものだったことでしょう。教えることは最大の学びです。今まで学習者として気づかなかったことに、子ども達からの質問で気づいたということがあったかも知れませんね。