【大学教育センター】教職を目指す学生のための教職フォーラム2024

「教職を目指す学生のための教職フォーラム2024」の記事が今井航教授より届きました。大学教育センターのFUKUDAI Magメンバーの記谷が紹介します。
教職を目指す学生のための教職フォーラム2024
弥生三月、卒業の季節です。
本学の教職課程履修者の中から令和7年3月4日(火)現在、卒業後7名が教員となる予定です。そのうち3名が、恒例の福山大学「教職フォーラム」で活躍してくれました。同フォーラムは、今年度で10年目、通算11回目となりました。本学の、大学教育センターと教職課程委員会の共催により実施しています。
昨年の暮れ、12月11日(水)の16:30~17:30に01102(音楽室)で、教職課程履修者3年生を対象にして、行いました。今回のテーマも「教育実習で学んだこと」でした。
開会を迎え、大学教育センターの教職支援室の室長であり本学の教職課程委員会の委員長でもある倉掛昌裕教授より、挨拶がありました。教育実習を終えた4年生の体験を聴くことで、自身が迎える教育実習に活かしていこうという話がありました。
いよいよ、パネルディスカッションが始まりました。
皮切りに、教育実習までに、どんな準備をしていたのかが問われ、あと数か月で教育実習を迎えようとしていた3年生の頃を振り返ることになりました。さらには、教育実習中に回数を重ねた授業実践から得られたことや、生徒とのかかわりから気づかされたこと、あるいは指導教諭から学んだこと等が、それぞれの体験に沿って語られました。
耳を傾けていた教職課程を履修している3年生は、教材研究の重要性はもちろんのこと、コミュニケーション力を磨かなければならないこと、さらには児童・生徒の立場からは見え難い教師の仕事ぶり等に気づかされたようです。こうして、これから教員になる3名を含む4年生の代表6名による体験談が繰り広げられました。
司会は、同委員会の副委員長である今井航が務めました。パネラーを引き受けてくれたのは、人間文化学科の塩出陵介さんと堀井心さん、経済学科の松下大輝さん、生物科学科の木梨倫太朗さんと鳥越秀美さん、海洋生物科学科の水本太智さんの6名でした。卒業前の忙しい中、後輩たちのためになる具体的な話をするために、こころよく時間を割いてくれました。ほんとうに、ありがとうございました。
耳を傾ける教職3年生
次年度に教育実習の実施を予定している教職3年生にとっては、教育実習のリアルを聴ける貴重な時間となったようです。終了後に提出してもらった感想シートからピックアップし、そのままを見てみましょう。
- 今回、この教職フォーラムでたくさんのお話を聞かせていただいて、たくさんのことを学ぶことができました。特に私が大切だと思ったのは事前準備です。私はとても心配性なので、今回のお話を聞いて、これから私がどんなことをやるべきか、具体的に知ることができました。また、実習中のことも細かく聞くことができたので、イメージしやすかったです。
- 教育実習に行かれた先輩方から、お話を聞いてみて、皆さんそれぞれの学校で違った実習をされていて様々な話を聞くことができ、良い機会となった。その中でも、共通点としてはやはり実習に行く前の「心構え」がすごくてきているなと感じた。実習中では、生徒との線引き、距離感が大事で、初日では「第1印象」がとても重要だということも知れた。これからに活かそうと思った。お忙しい中、時間を割いていただき、ありがとうございました。
- 先輩方全員、教育実習に行く前の時期は学習指導案作成や教材研究に取り組んでいた話を聞いて、自分も勉強しておこうと思った。また、生徒との距離感を見失わないように気をつけようと思った。他の教科の授業見学もためになるとのことで、自分も見学に行こうと思う。
- 今日は貴重な話をしていただき、ありがとうございました。私の中のぼんやりとしていた教育実習の像が話をきいているうちに、だんだんくっきり見えてきました。本気で望もうと思います。
- 教育実習前に指導案づくりや授業展開を考えた方が多かったので今からでも自分で考えたいと思いました。教育実習中で第1印象が重要だという言葉がとても心に残りました。生徒とのコミュニケーションのとり方や授業内での失敗なども話していただけて、自分のためになる教職フォーラムでした。
各参加者は、教育実習に向けて意識を高めたり、教員への適性を改めて自問したりしながら、自らの今やこれからを大いに考えることになったようです。
パネラーのなかで、鳥越さんと水本さんの2名は、この4月より公立学校の教員に採用される予定です。また、堀井さんは同じく、私立学校の教員に採用される予定です。さらに、塩出さんと松下さんは、教員志望で目下、採用に向けての活動を進めています。かれらの他にも、公立学校の教員に4名が採用される予定です。
すこし遡ると一昨年度は6名が、昨年度は10名が、卒業後、教員になりました。今年度は、今のところ7名が予定しています。
みなさんの今後のご活躍を心から祈っています。いずれ現役教師として母校に戻ってきて、また本学の「教職フォーラム」において教職課程の後輩たちを是非、励ましてもらいたいと念願します。
学長から一言:教員免許の取得を目指したり、実際に教職に就くために日頃から努力を重ねている皆さんにとって大事な催しである「教職フォーラム」。実施から少し時間が経ってしまいましたが、この報告で当日の様子がよく再現されています。いつの頃からか、すでに教職経験の長い大先輩を招いて経験談を聞く形式から、間近に教育実習を経験したり、直前に教職に就くことが決まったりした人たちによる経験談に変わりました。いずれの内容も、教職を目指す人たちにとっては価値あるものに変わり有りません。