【情報工学科】共同研究の成果「NEXT>>ARめいろ」を学会発表・進捗報告

情報処理学会シンポジウム:インタラクション2025にて共同研究の成果「NEXT>>ARめいろ」をデモ発表してきました。情報工学科の中道から紹介します。
福山大学コミュニケーションデザイン研究室では、株式会社アクティス様と「屋内位置情報を活用した人間行動計測環境における誘導案内手法に関する研究」について共同研究を進めています。今回、一緒に発表もして下さった株式会社アクティスの藤井誠貴さんは福山大学のOBであり、学生時代の研究内容をさらに発展させた形になります。
その研究成果のひとつである「NEXT>>ARめいろ」は、昨年10月の学園祭でも楽しんでいただきました。
https://www.fukuyama-u.ac.jp/magazine/eng-posts/102793/
学園祭で体験していただいた方にはアンケートに回答いただき、楽しさを0~10で評価していただきました。その結果8.34と高い評価をいただきました。
この新たな迷路「NEXT>>ARめいろ」は世界初の案内表現ということもあり、国内最大規模の情報処理学会シンポジウム、インタラクション2025にて3月2日に下記のテーマでデモ発表してきました。デモ発表ブースに来ていただいた方は、初めての迷路体験に驚かれている方が多く、様々な応用案をいただくことができました。
https://www.interaction-ipsj.org/2025/
(1B22)「 NEXT>>AR めいろの提案と方向規制の特徴分析」
藤井誠貴 (株式会社アクティス),掛田康介,小野峻輔 (福山大学工学部情報工学科),田邊基起 (福山大学工学研究科),天満誠也 (福山大学工学部情報工学科),奥村宏平 (アンカーデザイン株式会社),中道上 (福山大学工学部情報工学科/アンカーデザイン株式会社)

全体向けプレゼンテーション

デモ発表の様子

ARめいろの例(SからGを目指してみてください)
発表の翌日には、株式会社アクティスにおいて共同研究の進捗報告会をおこないました。進捗報告会には共同研究に貢献してくれた工学研究科2年の田邊さんも参加していただきました。前日の発表でいただいたコメントをもとに今後の研究方針と計画についてもお互いに相談させていただきました。来年度以降も引き続き共同研究を進めていくこととなっております、ご支援ありがとうございます、さらなる成果にご期待ください。

共同研究の進捗報告会
株式会社アクティス
https://www.actis.co.jp/
学長から一言:情報処理学会主催のシンポジウムにおいて、情報工学科の教員と学生の皆さんが日頃から連携している株式会社アクティス社員で本学卒業生である藤井誠貴さんと実施した共同研究・開発の成果であるAR(Augmented Realityの頭文字で「拡張現実」の意味)迷路について発表。学外の企業と協力して新たな情報技術のアイデアを次々と生み出して、現実のものにして下さい。期待しています。