【ダイバーシティ推進室】活動紹介~Chance Making講座~

ダイバーシティ推進室の取り組みの1つである「Chance Making講座」について、生命工学部海洋生物科学科 山本講師からの報告を総務部庶務課の佐藤が紹介します。

 


ダイバーシティ推進室では、ワークショップやトークイベントなど、ダイバーシティに関わる様々な取り組みをしています。今回はその中からChance Making講座についてご紹介します。Chance Making講座は、他の人の経験を聞くことで自分の可能性を広げるきっかけとしてもらいたいという考えから始まり、これまで4回開催しています。

何枚かの写真をもとにプレゼンターとインタビューアーのトーク形式で行われるChance Making講座。1回目のプレゼンターは大学教育センターのSuzuki Heather Ann助教、インタビューアーはダイバーシティ推進室室長の佐々木准教授です。インターネットがあまり普及していない時代に始まったHeather助教の海外生活。学生もそれぞれ感じることがあったと思います。

2回目のプレゼンターは海洋生物科学科の山本知里です。インタビューアーはSuzuki Heather Ann助教です。イルカの研究を専門とする私が、研究を続けてこられたかを話しました。

3回目のプレゼンターは経済学科の崔嵋汀助教、インタビューアーはSuzuki Heather Ann助教です。様々な国での生活を経験されている崔助教が、そこで出会った人たちのことを紹介してくれました。2人の軽快なトークに参加者は引き込まれていました。

そして4回目の講座は本学出身で山形大学客員研究員の濱本有希さんをお招きし、「新しい世界に飛び込もう!科捜研から大学研究職へ、そして子育て」というテーマで開催しました。インタビューアーは山本です。

濱本さんの話は学生時代の経験、外部大学への進学、科捜研での勤務、アメリカでの育児経験、そして現在の大学教員・研究者・企業家としての活動など、多岐にわたります。ご自身のこれまでのキャリアを振り返りながら、それぞれの転機でどのような選択をしてきたのか、その選択の背景にはどのような考えがあったのかをお話いただき、参加者に多くの気づきを与えました。

困難だろうと思われることも楽しそうに話される濱本さんの行動力や、周囲の人々との出会いを大切にする姿勢、そして何よりも「面白そう!」と思ったことにどんどん挑戦する姿勢は、参加者に勇気を与えたと思います。

参加者たちは毎回いつのまにか真剣に話を聞いています。4回目もどんどん出てくる濱本さんのエピソードに興味津々でした。会場から質問も多くあり、盛況のうちに終えることができました。

Chance Making講座は年に2回開催しています。気になった方は、チャンスを逃さず参加してみてください。

 

学長から一言:ダイバーシティ推進室が主催するChance Making講座は、身近な同僚が語る経験の中から、人生において新たな挑戦を行う際のヒントやきっかけを掴む場を提供しているようです。すでに実施された4回の講座はいずれも示唆に富むものばかり。スピーカーの前向きな姿勢や頑張りに目を開かされる思いでした。これからも、多様性のある世の中を作り上げるための新企画を次々と打ち出してもらいたいものです。