【機械システム工学科】機械設計技術者試験に3人が合格!
令和6年度機械設計技術者試験の合格発表があり、機械システム工学科から3名の合格者が出ました。合格した3名が合格の報告に来てくれましたので、その時の様子を機械システム工学科の中村が報告いたします(投稿はFUKUDAI Magメンバーの小林)。
機械設計技術者試験は機械設計技術者の能力を評価する民間資格試験です。日本機械設計工業会が実施しており、1級、2級、3級のレベルに分かれています。国家資格ではありませんが、設計技術者からの認知度は高く、機械設計の実務上で採用・昇進といった人事評価の目安としても利用されています。1級及び2級は受験資格として実務経験が必要になるため大学生は3級に挑戦します。ちなみに3級は“機械や装置の詳細設計の補佐、ならびに関連する製図等の業務を行なえる能力に達した技術者、または機械設計全般の基礎知識を習得した学生を対象とした試験(一般社団法人日本機械設計工業会HPから引用)”となっており試験時間は4時間にも及びます。
本年度の合格者は3年生の柏原啓翔さん、島谷陸玖さん、清光健太さんの3名でした。
<写真左から、清光さん、島谷さん、柏原さん>
合格した3人に受験勉強の方法やこれから受験する後輩へのアドバイスなどいろいろ話を聞きました。
Q:合格おめでとうございます。合格した感想を教えてください.
A:嬉しかったです(全員)
過去問と比べて問題の傾向が変わっていたので正しく解けたか自信がなかったです。正直合格できるとは思っていませんでした。なので合格出来てとても嬉しいです。(島谷)
Q:受験に向けてどのような勉強をしましたか?
A:過去問を4年分解きました。分からない所はその分野の授業で使った教科書を復習して理解に努めました。機械製図については製図便覧を読んで暗記しました。(清光)
Q:機械設計技術者試験対策講座は試験に役立ちましたか?
A:とても役に立ちました。過去問の解き方を教えていただいたのがとても助かりました。(柏原)
Q:機械設計技術者試験を受験しようと思ったのはいつですか?
A:試験を受けようと決めたのは3年生の春です。試験については入学時のオリエンテーションなどで聞いていましたので知っていました。勉強してきたことが資格として残ればよいなと思い受験することを決めました。(柏原)
Q:これから資格取得目指す後輩へアドバイスをお願いします。
A:過去問を徹底的にやり込み、苦手箇所を地道に無くしていけば合格できると思います。(島谷)
暗記科目が十分に覚えられそうに無ければ、過去問を参考にある程度勉強する箇所を絞るのも大切かなと思いました。計算問題は解いていくうちに傾向がわかるので、最初全然解けなくても大丈夫です。(清光)
過去問を解くことと、日々の授業の復習が地味に大切だと思います。(柏原)
以上です。ありがとうございました。
合格おめでとうございました。
学長から一言:実務経験がなくても受験できる機械設計技術者試験の3級に合格した機械システム工学科3年生の柏原啓翔さん、島谷陸玖さん、清光健太さん、よく頑張りましたね、おめでとう! この試験のことを入学時から意識し、日々の授業を大切にするとともに、コツコツと過去問を解くなどの地道な努力が花開きました。上級試験合格は将来就職した後の楽しみにとっておき、引き続きの研鑽を期待します。