【図書館】全国大学ビブリオバトル2024中国B・Dブロック決戦参加報告
2024年11月16日(土)、広島大学東千田キャンパスのSENDA LABにて、全国大学ビブリオバトル2024中国B・Dブロック決戦が開催されました。このイベントに、福山大学から高橋知里さん(メディア・映像学科1年)が参加し、熱い戦いを繰り広げました。その様子を附属図書館の吉津が報告いたします(投稿はFUKUDAI Magメンバーの大谷)。
今回のブロック決戦では、BブロックとDブロックそれぞれ3名ずつ、合計6名のバトラーが集まりました。このブロック決戦ではブロックごとに1名のチャンプを選出する形式で行われ、そこで勝ち上がったバトラーがその後の全国大会に進むことができます。予選を勝ち抜いてきたバトラーたちは、それぞれが5分間の発表で自分のおすすめの本を紹介し、観戦者を引き込むプレゼンテーションを繰り広げました。みなさん本に対する深い情熱を感じさせる素晴らしい発表でした。
福山大学で行われたブロック予選で見事チャンプとなった高橋知里さんが、決戦では中国Bブロックの2番目に発表し、予選でも使用した雨穴さんの『変な絵』(双葉社)を紹介しました。その発表内容は予選の時よりも一層磨きがかかっており、しっかりこの決戦に向けて準備したのがわかりました。高橋さんは本の内容だけでなく、この作品の魅力や、どのようにその魅力に引き込まれ、どのように読むと面白いかを具体的に語り、観戦者に強い印象を与えていました。
残念ながら、高橋さんはチャンプを逃してしまいましたが、聞いている人を引き込むプレゼンテーション、内容への深い理解、そして本への情熱が伝わる素晴らしい発表でした。ビブリオバトルというイベントにおいて、最も大切な「その本をどう伝えるか」というプレゼンテーションができていたと思います。
今回、全国大学ビブリオバトル2024の中国B・Dブロック決戦に参加し、どの発表もそれぞれユニークで素晴らしいものであり、参加者全員が本の素晴らしさを広めようという共通の目的を持って集まったことが感じられました。観戦者として発表を聞いていた私も読みたい!と思った本がいくつもありましたが、まずは高橋さんがおすすめした『変な絵』を読みたいと思いました。
全国大学ビブリオバトル2024の中国B・Dブロック決戦は、非常に白熱した戦いでした。高橋知里さんをはじめ、すべてのバトラーが本を好きなのを感じられ、聞いていた人にその本を読ませたいと思わせる発表は、これこそまさにビブリオバトルと言うものを感じさせるものでした。
来年もビブリオバトルを開催したいと思っておりますので、今回参加した方やこれから参加しようと考えている方、たくさんの人たちに本の魅力を伝えていってほしいと思います。今後も、このような場が広がり、多くの人々が本の楽しさを再発見するきっかけとなることを心から願っています。
学長から一言:本好きが自分の「推し本」の魅力を伝える巧みさを競うビブリオバトル。先日の学内での予選を勝ち抜いたメディア・映像学科1年の髙橋知里さん、中国B・Dブロック決戦では惜しくも優勝を逃し、全国大会まで駒を進めることが出来なかったのは残念至極! しかし、学内予選の時よりもさらにプレゼンに磨きを掛けて臨んだことでしょう。その努力はきっと大きな力になりますよ。