【図書館】第50回三蔵祭・図書館でイベントを実施!

10月19日・20日に開催された「三蔵祭」。今年は第50回目という記念すべき回であったため、図書館でも例年よりも多様なイベントを実施することとしました。三蔵祭での実施イベントの様子を、附属図書館の山野がお伝えします(投稿はブログメンバーの大谷)。

 


第50回という節目の三蔵祭、附属図書館では例年よりもパワーアップしたイベントを開催しました。例年開催している、来場者におすすめの本を紹介してもらう「おすすめ本の紹介カード作成」と「本の帯作成」、EUに関する知識を深める「EUiクイズ」、図書館資料を探す方法を学ぶ「蔵書検索クイズ」、そして「全国大学ビブリオバトル2024 中国B・Dブロック地区予選会」を行いました。さらに、今年度は初の試みとして「和綴じでノートを作ろう」と「オリジナルの栞づくり」を開催しました。

おすすめの本がたくさん紹介されています

「和綴じでノートを作ろう」は、2024年6月に実施した古典籍セミナー「文字と印刷物の歴史について」を参考に実施することとなりました。セミナーのワークショップで作成した綴り方「列帖装(れつじょうそう)」を来場者に体験してもらい、実際に使えるノートを作成しました。5種類の罫線から6枚を自由に選び、14種類の表紙と組み合わせて作成していきます。表紙は、和綴じらしく「国文学研究資料館」「国立国会図書館デジタルコレクション」から引用したものと、フリーイラストを使用した表紙を用意しました。19日土曜日のみの開催でしたが、合計18名の方に参加していただき、参加者からは「思っていたよりも簡単に作れた。」「自分でも作ってみたい」「実際に作ってみて、昔の人の知恵を感じ、改めてすごいと思った。」といった感想が寄せられました。

和綴じの材料 表紙と罫線用紙

完成した和綴じノート

「オリジナルの栞づくり」は、処分してしまうポスターやチラシ、消耗雑誌を活用して、自分だけの栞を作るイベントです。同じチラシを使っていても、切り取る場所の違いやシールやスタンプの追加によって、自分だけの栞を作ることができます。参加者はたくさんある材料の中からお気に入りの一こまを見つけるために、いろいろなところに外枠を合わせながら頭を悩ませていました。最後にラミネート加工をしてリボンを選び、完成です。こちらのイベントは両日の開催で、60名以上の来場者が参加しました。

栞の作成例

和綴じ・栞作成ともに大人・子ども関係なく楽しんでいただけました!

今回の三蔵祭では、本学学生による図書館ボランティアグループである「図書館倶楽部」の学生も、様々なところで参加してくれました。1日目には、和綴じや栞の作成といったイベントのサポートとして入ってくれました。また、図書館倶楽部の学生が作成した活動報告ポスターの展示も行いました。このポスターでは、これまでの活動に加え、今後の活動について多くの方に知っていただく良い場となりました。こちらのポスターは、附属図書館(本館・分館)に展示しております。図書館に立ち寄った際に、ぜひご覧ください。

はじめてのイベントもあった今年度の三蔵祭でしたが、図書館には800名以上の方に来場していただき、無事に終えることができました。
「全国大学ビブリオバトル2024 中国B・Dブロック地区予選会」の様子は、近日にお伝えします。お楽しみに!

 

学長から一言:附属図書館の今年の大学祭での催しは、いかにも図書館らしい洒落たもの。古式ゆかしい「和綴じのノート」づくりと自分だけの「オリジナル栞」づくりが体験できるとあって、来場者は大盛り上がりだったことでしょう。800名以上の来館者があったとは素晴らしい!この賑わいが日常のものであることを願うのですが、それでは図書館らしい静寂は保てませんね。