【プロジェクトM】プロジェクトM主催の「ばら・下駄祭り」開催

7月7日、松永はきもの資料館で「ばら・下駄祭り」が開催されました。このイベントは、来年福山で開催される「第20回世界バラ会議」(世界バラ会議は、50年以上の歴史を持ち、現在では世界か国が加盟する国際的なバラに関する会議です。)に向けた周知活動の一環として、実施団体からの補助金の採択を受け、プロジェクトMが主催しました。このことについて、プロジェクトМから報告が届きましたのでお知らせいたします。(投稿は企画・文書課)

 


プロジェクトMは、本学の学生と地域住民が協力し、松永地域の活性化を目指す取り組みです。今回の祭りでは、大学生や若い世代が地域の広報活動の中心的な役割を果たし、地域の方々とともに地域の魅力を発信しました。

祭り当日は、プロジェクトMや地域住民が出店した屋台が並び、「世界バラ会議」の周知・広報にふさわしく、バラのティッシュアート制作体験やバラグッズの販売が行われました。特にティッシュアート制作体験は来場者に大好評で、多くの方がバラをテーマにした作品作りに挑戦していました。

 

プロジェクトMは、今回の「ばら・下駄祭り」では屋台を出し、ポテトや焼きそば、飲料、綿あめなどを販売しました。ポテトはコンソメ味と塩味の二種類を用意し、それぞれ異なる美味しさが好評でした。飲料は、夏を感じさせるラムネをはじめ、豊富な種類を取り揃え、少しの涼しさを提供しました。綿あめは、目の前で作る過程を見ることができ、特に子どもたちに人気でした。

射的も子どもたちに大人気で、楽しんでもらえました。筆者も試しに一度挑戦しましたが、すべて外してしまいました。他の皆さんは射的が上手で、見習わなければならないと思いました。万が一外れてしまっても、残念賞として景品が用意されていたので、参加者に優しい設定だったと思います。

はきもの資料館内では、プログラミング教室が開かれ、スクラッチと呼ばれるプログラミングソフトを使ってゲームを完成させる体験コーナーを設けました。完成させるゲームは、世界バラ会議福山大会のマスコットキャラクター「ローラ」をテーマにしたゲームです。多くの子どもたちが参加し、楽しんでもらいました。プログラミングは一見難しそうでしたが、学生スタッフが丁寧に指導していたため、初めて挑戦する子どもたちも最後までプログラムを組み上げ、達成感を味わっている様子でした。

ティッシュアートは、福山葦陽高校の高校生が世界バラ会議を模して活動を始めたのがきっかけです。地元の伝統産業「下駄」とともに身近な材料でバラを作ろうと考え、巨大下駄にティッシュで作ったバラを埋め尽くすプロジェクトがスタートしました。高さ約2メートルのものを、半年かけて色とりどりのバラで埋め尽くし完成させる取り組みです。今回の「ばら・下駄祭り」では、お客さんがティッシュアートの体験ができるようにしました。

このイベントには、地域の若者や外国人を含む多くの方々が参加し、福山の「ばらのまち」としての魅力を再確認する機会となりました。来年の「第20回世界バラ会議福山大会」に向けて、さらに盛り上がりが期待されます。

今回のばら・下駄祭りを開催するにあたり、イベントに慣れていないため、ぎこちない場面もあったかもしれませんが、お客さまの笑顔を見ることができて嬉しく思っています。反省点も見つかったので、次回のイベントに活かしていきたいと考えています。貴重な体験ができたことを嬉しく思います。

 

学長から一言:バラのまち福山と下駄の名産地である松永を組み合わせた祭りで、松永駅前活性化に貢献するプロジェクトMの面々が大活躍。来年開催の「世界バラ会議」の広報活動でも一役買っている皆さんの頑張りを高く評価したいと思います。地元の発展のために私たちができることをこれからも模索して行きましょう!