【国際交流】インドネシアバリ島マハサラスワティ大学との大学間協定を締結しました
Om swastyastu!(オム スワスシアストゥ)は、朝昼晩関係なく使えるバリ語の挨拶です。「神の恵みのよって、いつも平穏でありますように」という意味ですが、「神々の住む島」バリ島らしく美しい挨拶の言葉です。この度、9月2日に大塚学長がバリ島のマハサラスワティ大学を訪問し、大学間協定を締結しましたので、以下、その様子を国際経済学科の足立から報告します。
マハサラスワティ大学は、バリ島デンパサール市内にキャンパスがあります。設立は1963年で、経済ビジネス学部、外国語学部、法学部、教育学部、医学部、歯学部、薬学部、工学部 農業ビジネス学部の9学部を有し、学生数は約12,940人、専任教員467人のインドネシアバリ州最大の私立総合大学です。
福山大学とマハサラスワティ大学の関係は意外に古く、2013年にはじめて経済学部の夏季バリ島研修でお世話になって以来10年以上になります。以降新型コロナ感染拡大により2度の中止を余儀なくされましたが、毎年バリ島研修を実施しています。2016年には福山大学経済学部と当時のサラスワティ外国語大学との間で協定を結びました。2019年にはマハサラスワティ大学の外国語学部として組織が再編され、経済学部と外国語学部との間で学部間協定を結び、夏の研修だけでなく、オンライン・ディスカッションなどで交流を深めてきました。
ちょうどいいタイミングで経済学部国際経済学科の佐野講師の引率で11名の国際経済学科の学生がバリ島研修に参加しており、9月2日は異文化交流会が実施される日でした。この交流会には福山大学の他に、同じく夏季研修中の熊本学園大学、インドネシア政府ダルマシスワ奨学金の留学生(日本、ポーランド、インド、カンボジア、カザフスタン、ハンガリー)、マハサラスワティ大学スカメルタ学長をはじめマハサラスワティ大学外国語学部教員と日本語学科、英語学科学生が参加しました。今回の協定締結調印式は、この交流会の日程に合わせて計画され、大勢の人の前で調印式を行うことができました。
マハサラスワティ大学学生による歓迎の踊り
多くの人が見守る中、両学長によりサインが交わされました
調印式の動画 Mahasaraswati
今回の交流協定調印は両大学の交流の第一歩です。お互いに総合大学であり、大学間協定を締結することにより、教員による共同研究、交換留学を含む学生間交流などより幅広い交流が活発に行われることを期待しています。
今回の調印式において事前の打ち合わせや準備等でマハサラスワティ大学外国語学部のスラトラ学部長、ベティ先生をはじめ多くの先生方に大変お世話になりました。無事に調印式ができたのは皆様のおかげです。遠く日本より感謝いたします。
2024年度の経済学部バリ島研修については、改めて引率の佐野講師から学生の元気な活動を報告させていただきます。ご期待ください!
最後に昨年に引き続き、今回の研修も、福山大学後援会、福山大学経済学部同窓会、学校法人福山大学より多大な奨学金のご支援を賜り実現いたしました。この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
学長から一言:2013年から経済学部の国際経済学科が実施してきたバリ島研修でお世話になってきたマハサラスワティ大学との交流の実績を踏まえ、このたび本格的な大学間交流協定を結ぶことになり、調印式に出席して来ました。9年ぶりに訪れたインドネシア、そしてバリ島でしたが、スカメルタ学長はじめ皆様に熱烈歓迎して頂き、福大の概要説明を皆さんの前で行うとともに、今後の具体的な学術・学生交流について話し合って来ました。