【人間文化学科】新任教員3名を紹介します!

今年度、人間文化学科には3名の新任教員が着任しました。今回のブログでは、それぞれの自己紹介とメッセージを学科ブログ委員の古内がお届けします。

 


写真の左側から、市原晋平准教授、両角遼平講師、岩崎真梨子准教授です。

市原晋平准教授は、西洋史学 (近世・近代ハンガリー史、中東欧史など)を、両角遼平講師は社会科教育学を、岩崎真梨子准教授は日本語学、日本語史が専門です。

 

まずは、岩崎真梨子准教授から紹介します。

Q1:これまでの活動と専門分野について教えてください。

専門分野は日本語学です。特に日本語を歴史的に見ていく分野である日本語史という分野の研究をしています。これまでは、形容詞を作る接辞の意味・用法の変化や、若者の言葉、方言などについて取り上げてきました。研究室にこもらず常に学生と関わる教育を心がけ、研究以外にも部活動やイベントに積極的に参加しました。特に研究面では、学生と一緒に青森県南部地域の方言について研究した経験が大きな財産となりました。

Q2:意気込みとメッセージ

学生の皆さんや地域の方々に楽しいと思ってもらえる講義や研究活動を目指します。試行錯誤を重ねながら、自分自身も楽しんで仕事や研究を続けていきたいです。学生の皆さんには、大学生活を通して、趣味や人との交流、新しいことへの挑戦など、夢中になれることが見つかるといいなと思っています。悩んだり嫌になったりすることもあるかもしれませんが、そのときは一緒に考えましょう。どうぞよろしくお願いします。

 

次に、市原晋平准教授を紹介します。

Q1:これまでの活動と専門分野について教えてください。

専門分野は西洋史学です。特にハンガリーの近世史を専門としており、18世紀のハンガリー王国において「ツィガーニ」と呼ばれていた少数派集団や、この人々をめぐる当時の諸権力の動向について研究しています。また、近世から近現代までの日本とハンガリーの交流の歴史についても研究を進めています。かつては、ハンガリーにある日本大使館で勤務していたことや、ハンガリーの大学で日本・ハンガリー関係史を教えていたこともあります。  

Q2:意気込みとメッセージ

大学というのは、今まで知ることのなかった価値観や世界に触れることができる場です。学生の皆さんが、授業だけではなく日々の様々な活動を通じて、その新しい何かから多くのことを学ぶ手助けをできればと思います。私は主に世界史の授業を担当しますが、皆さんが外国の歴史や文化への興味を持てるような授業を心がけています。卒業論文では、自身の問題関心とより深く向き合う術を身に着けられるような指導を目指します。今後ともよろしくお願いいたします。

 

三人目は、両角遼平講師を紹介します。

Q:これまでの活動と専門分野について教えてください。

専門分野は社会科教育学です。特にオーストラリアの社会科教育カリキュラムを分析し、どのような市民・国民を育てようとしているかを分析する研究に取り組んできました。また、海外の日本人学校でどのような社会科教育が行われてきたのかを、実践記録集から分析する研究にも取り組んでいます。海外の事例を通して、日本の社会科教育の当たり前を問い直したり、今まで気づかなかった良さや課題を見出したりする面白さを感じています。

Q:意気込みとメッセージをお願いします!

学生の皆さんの素朴な“もやもや”を大切にすくいあげる講義や研究活動を目指します。学生の経験から立ち上がった疑問・違和感を学問的な探究へと発展させながら、学びの深まりを実感してもらえるよう工夫を重ねてまいります。また、地域社会とつながりながら、備後地域の題材を生かした講義や研究、社会科・地理歴史科教員の養成に取り組み、教育や研究活動の成果を社会へ発信していきたいです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

以上、人間文化学科の3名の新任教員紹介でした。西洋史学、社会科教育学、日本語学・日本語史の先生を迎え、学科の学びの特色である「文学」「歴史」「言語・思想」を軸にして【好きなこと】を追究することが、より幅広くなりました。学生も早速、先生方のゼミに所属し卒業論文に向けて研究を進めています。

 

学長から一言:人間文化学科に新たに赴任の岩崎准教授、市原准教授、両角講師、福山大学へようこそ! フレッシュな皆さんを迎え、学科内の雰囲気がこれまで以上に明るくさわやかになること間違いなしでしょう。それぞれの学問的蓄積やご経歴を活かして、学生諸君に大いに刺激を与えてください。期待しています。