【工学研究科】コンピュータグラフィクスのパイオニア西田教授の授業を紹介
今年4月から、コンピュータグラフィクスのパイオニア西田教授による「コンピュータグラフィクス特論」の授業が開講されています。工学研究科長の山之上から紹介します。
今年4月から、大学院工学研究科の物理系修士課程の共通科目として、「コンピュータグラフィクス特論」の授業が開講されています。講師は、コンピュータグラフィクス(CG)のパイオニアで世界的な権威であり、本年4月から本学大学院工学研究科情報処理工学専攻の客員教授として勤務の西田友是教授(プロメテックCGリサーチ所長、東京大学名誉教授、広島修道大学名誉教授、デジタルハリウッド大学卓越教授)です。
授業の様子
現在、建築学専攻と情報処理工学専攻の大学院生5人が受講していますが、学部生や教員も授業の傍聴を認めていただいています。
私(山之上)も時々、西田教授の授業を聞かせていただいているのですが、西田教授は、昔、福山大学で教育・研究を行われていた時のエピソードや、情報科学分野の世界的に有名な方々との交流の体験を交えて、とても魅力的な授業が展開しています。福山大学の図書館にあった絵本の内容からヒントを得て世界的な研究に発展させた、というような話や、ハリウッド映画のCG開発に関わった有名人のエピソードなどが毎回のように出てきて、CGの専門家でない私でも、とても楽しく授業を聞くことができました。
学生達から、「西田先生の授業はとても面白い」という感想も聞いています。この授業を受講している学生達はとても幸運だと思います。
前期の授業はもう後半に入ろうとしているところですが、後期は学部の「暮らしと物つくり」の第11回の部分と、大学院の「コンピュータグラフィクス輪講」が開講されます。学内の学生・教職員は授業を聞くことができますし、聴講生制度により、学外の皆様も、各自申請の後に本学が承認した場合、西田教授の講義を聴講することができます。後期の講義についての申請は8月10日から8月31日まで受け付けています。「暮らしと物つくり」の授業聴講が承認された方は、この科目の他の回も聴講することができます。講義は遠隔で行われる時もあります。
聴講生申請については、詳しくは福山大学教務課にお問い合わせください。
学長から一言:コンピュータグラフィクスの世界的な権威である西田友是教授が、かつて福山大学の専任教員として十数年にわたり教鞭を執られる傍ら、その後の素晴らしい業績につながる研究に従事されていた話は有名です。他大学での勤務の後、再び古巣の福大の教壇に立って下さるのは、私たちにとって大いなる喜びです。