【情報工学科】新任教員 上野助教の紹介!
今年度、高度情報化社会で活躍するIT分野のスペシャリストの育成に貢献すべく、谷口教授、上野助教の2名が情報工学科に新たに加わりました。前回に引き続き、今回も金子学科長から新任の上野助教について紹介します。(投稿はFUKUDAI Mag担当の中道)
情報工学科学科長の金子です。
情報工学科に新しく加わった上野助教の自己紹介です。
工学部情報工学科に助教として着任した上野貴弘と申します。
私は、ICTを活用して子どものストレス要因を発見し、健康支援につなげるような研究をしています。皆さんがよく目にする、スマートウォッチやスマートフォンなどのICT機器は、手軽に生体データが取得できる上に、データのやり取りができる優れものです。このような機器を連携させることで、自分の健康状態が悪いことを、他の人が遠隔で発見できるようなシステムを作ることができます。
このようなシステムは、孤立する子どもの健康支援に有効であると考えています。例えば、子どもは生活のほとんどを学校と家で過ごしますが、いじめや虐待は、社会からの孤立を招き、大きなストレスを抱える要因になります。子どものストレス要因を早期に発見、対応することが必要な一方で、人の目による監視だけでは、発見が難しいことが現状です。そこで私は、いじめが起こった際の被害者の生体データから、AIで異常を検出し、第三者が発見・対応できるシステムについて研究しています。
学長から一言:情報工学科に新任の上野貴弘助教、福山大学へようこそ! 私の専門分野の教育学と深く結びつく内容に情報工学の確度からアプローチする研究内容であり、たいへん興味深く感じました。いじめや虐待で悩み、苦しむ子どもたちを救うために、全力で頑張ってください。大いに期待しています。