【建築学科】三蔵祭学科展示へのご来場、ありがとうございました
みなさん、こんにちは!
建築学科では、先日の三蔵祭で、盛だくさんの企画を行いました。
◇今春卒業した学生の卒業設計の展示
◇昨年度の学年優秀作品の展示
◇卒業生建築家の作品展示・講演・ワークショップ
◇「神辺遺産」に関する展示
◇ランプシェードづくり
その様子についての報告が建築学科の酒井助教から届きましたので、同学科FUKUDAI Magメンバーの大畑よりお知らせします。
建築学科は、今春卒業した学生の卒業設計と昨年度の学年優秀作品を展示しました。また、卒業生建築家の作品展示と講演・ワークショップも実施しました。あわせて、「神辺遺産」に関する展示を行いました。
卒業生建築家展
2022年度から始まった本学卒業生の建築家展では、今年は平野毅氏(倉敷市)をクローズアップしました。「平野建築設計室 古民家再生利活用展」と題し、築200年以上の江戸期古民家、蔵を移築した住居、実家を住居以外の方法で残したものなど、様々な再生手法をパネルで紹介しました。
ミニ講演会&古民家リノベワークショップ
平野氏の講演会では、「建築と○○」と題して、古民家や蔵を地域の人の居場所に再生した事例が紹介されました。物理的に建物を直すだけでなく、運営や企画、ソフト面も考えながら、地域コミュニティ活動の場作りをめざした3つの事例について解説していただきました。
古民家再生利活用ワークショップでは、平野建築設計室と建築学科佐藤研究室が協働でプロジェクトを進めている、神辺の古民家を対象に、地域の皆様も参加して行われました。これは、「神辺地域交流クロスポイント」とでもいうもので、地域の人と大学が交流できる居場所として、自分だったらこの場所で、どのように過ごしたいかを自由に考えてもらうという内容に取り組んでもらいました。
「神辺遺産」展示
建築学科佐藤圭一教授が調査委員長をつとめる「神辺遺産」は、「後世に残したい地域の至宝」を神辺地域の住民らが独自に認定する制度です。これまで認定された、「天別豊姫神社」「ハネ踊り」「Café anjin」「廉塾バラ」「高屋川の夕日」「胡神社」「紅屋食堂」の7件のパネルを展示しました。
ランプシェードづくり
毎年恒例、大好評の酒井要助教による和紙を折って作る「手作り折り紙ランプシェードづくり」も行われました。
山と谷の折り目を組み合わせて丁寧に三角形の折り目をつける作業を経て完成したランプシェードは、おまけのLEDライトと一緒に持ち帰って頂きました。
琴演奏
1号館ピロティでは、建築学科4年松尾奏恵さん(銀河高校出身)による琴演奏もありました。
初日はあいにくの雨空でしたが、両日とも多数のご来場いただき誠にありがとうございました。
今春卒業した学生の卒業設計と昨年度の学年優秀作品については、2号館2階に常時展示していますので、お気軽にお立ち寄りください。
学長から一言:大学祭は各学部・学の日頃の教育・研究活動を学内外に広報する絶好の機会です。建築学科でも地元の古民家再生への取り組み、ともすれば埋もれそうな地域の由緒ある建物や歴史・文化活動の掘り起こしや情宣など、多彩な活動を紹介。しゃれたランプシェードの作り方も学べ、さらに琴の演奏も楽しめたとなれば、きっと来場者の皆様に大いに満足頂けたことでしょう。