【ダイバーシティ推進室】令和6年度ダイバーシティ推進SD研修/多様な思考を培う ―ダイバーシティ時代を生き抜くためにー

昨今の様々な多様性(ダイバーシティ)を包摂した活動を効果的かつ円滑に推進するため、令和6年4月1日に福山大学は「ダイバーシティ推進宣言」を行いました。ダイバーシティ推進の観点から、ダイバーシティに対する意識の啓発及び多様な人を受け入れる環境づくりの一環として、7月10日に令和6年度ダイバーシティ推進SD研修が開催されました。ダイバーシティ推進室 室員の半田がご報告します。(投稿は庶務課)

 


講師としてお迎えしたのは、第六期・七期文部科学省中央審議会委員を務められた元広島女学院大学学長で、現在は新しいコンセプトの教育機関「瀬戸内グローバルアカデミー」の代表を務められている長尾ひろみ先生です。

講演内容は、長尾先生が初めて中央教育審議委員会の会合に参加された日と重なった、東日本大震災が発生した2011年3月11日の生々しい混乱の様子の思い出に始まり、戦後の高等教育の是非、2100年を含む長期の人口推移、私立大学の大淘汰時代の幕開け、そして長尾先生がこれまでの教育で経験されたダイバーシティと多岐に渡りました。

  • ダイバーシティとは何か?

多様な人間(学生)、多様なニーズ(社会)、多様な選択肢(職業)、多様な生き方

  • ダイバーシティ時代を福山大学が生き抜くための「福山大学の特色」とは何か?

福山大学のvision、mission、valueは何かを、福山大学の皆で考え、共有しよう

ダイバーシティに対する意識の啓発や理解に留まらず、ダイバーシティ時代における福山大学の10年後、20年後、100年後をあらためて考える貴重な機会となりました。長尾先生、ありがとうございました。

 

学長から一言:男女共同参画推進室からダイバーシティ推進室へと衣替えした後に初めてとなる全学教職員の研修会開催という記念すべき催しに、長尾ひろみ先生を講師にお迎えし、多岐にわたるお話を伺いました。人口動態から見て否応なく訪れる大学淘汰の時代、そして多様性が求められる時代に、何をセールスポイントとして本学が生存し続けるのかについて、大いに考えさせられる機会となりました。