【国際センター】カンボジア王国のチアシム・カムチャイミア国立大学と学術教育交流協定を締結しました!

ようこそ日本へ、福山大学へ!この度、本学はカンボジア王国の大学とは初となる大学間学術教育交流協定を締結し、福山大学の海外協定大学数は11か国33大学となりました。6月25日にチアシム・カムチャイミア国立大学(National University of Cheasim Kamchaymear)の総長であられるSeth Khan博士ご一行をお招きし、協定締結式が執り行われました。伊丹副学長・国際センター長からの報告を国際センターの趙 建紅がご紹介します。(投稿:国際センター)

 


                     大学の外観

国際交流担当副学長の伊丹です。

今回の交流協定を締結したチアシム・カムチャイミア大学はカンボジアのプレイ・ヴェン州カムチャイミア郡にある国立大学です。1991年に前身のマハリシ・ヴェーディック大学が設立され、2002年に改組されました。名称変更を経て、現在では学生数約5,000名を擁する総合大学へと発展されています。同大学は、①Management、②Art, Humanities and Languages、③Community Development、④Science and Mathematics、⑤Social Scienceの5学部並びに大学院から構成されています。同大学は、教育の質に重点を置かれ、理論と実践のバランスを取り、実社会での経験を教育に取り入れることによって、さまざまな分野で学生に実践的な知識と能力を提供し、生涯にわたる学びに備えることを目指されています。一方、福山大学は地域社会に広く開かれた大学として、知行合一の教育によって調和的な人格陶冶を目指す全人教育を標榜していますが、チアシム大学とは学術分野も類似しており、本学の東南アジアの拠点として、学術教育交流が期待されます。

さて、6月25日に交流協定締結式が福山大学の学長室で執り行われました。本学からは大塚豊学長と副学長の伊丹利明が参加し、先方大学からはSeth Khan総長、Khem Than学部長、Nay Damnel企画財政部局長、国際課のSeth Rasavoty氏が参加されました。

下記の関連記事に見られるとおり、カンボジアにもゆかりのある大塚学長からは、カンボジアとは初となる大学間交流協定を締結できることについて謝辞が述べられ、協定を通じた今後の学生・教職員の交流への期待が表明されました。

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また、チアシム大学のSeth Khan総長からも、この度の協定締結に対する強い期待が述べられ、両大学間の交流促進に向けたエール交換が行われました。また、国際課のSeth Rasavoty氏からは、同大の教育・研究活動についての明快なプレゼンテーションをしていただきました。

           今後の学術教育交流の可能性についての協議の様子

               Seth Khan総長より記念品を頂きました

Seth Khan総長ご一行は、キャンパスの諸施設を見学された後、海洋生物科学科の学生実験を視察されました。その後、因島にある内海生物資源研究所と水族館に訪問されました。

このように、福山大学の教育・研究活動について、授業視察や施設見学を通じて紹介をさせていただきました。この度の協定締結により、カンボジア王国の大学と日本の大学の間における学術教育交流の発展が期待されます。

 

 学長から一言:本学と学術交流協定を締結した国と大学がまた一つ増えました。私が以前から個人的に付き合いがあり、本学と学部・学科構成が重なるところも少なくないカンボジアの国立チアシム大学との協定です。協定調印のためにセット・カーン総長が自ら本学を訪問して下さり、旧交を温められたのも大きな喜びでした。