【経済学科】新任教員の紹介

本年4月から経済学科に新たな教員3名が着任です。以下、その3名の紹介を学長室ブログメンバーの中村和裕が質問形式で行います。

まず最初は”山下陽平”講師です。

Q1. 経歴を教えてください。
A1.生まれは佐賀関(大分)ですが、幼児-中学までは福岡、高校は神奈川の高校で過ごしました。大学や大学院は福岡に戻り、福岡で就職、さらに関西大学や桃山学院大学など大阪の大学で 9 年間勤めた後、本学に来ました。学生時代は 1 日の 1 / 4 以上をテニスコートで過ごすなどテニスに明け暮れていました。先輩、同期や後輩と比べ、選手として大成することは出来ませんでしたが、その原因や課題解決方法を明らかにしたかったため、スポーツ科学について調査を続けています。

Q2. どんな性格ですか?
A2.人の性格や心理学的な選好を探るMBTI(Myers-Briggs Type Indicator)では建築家(INTJ)タイプでした。確かに創造性と知的好奇心が旺盛であり、論理的で効率性を重視するほうだと思います。また常にポジティブで楽観的なため、逆に細かな所に注意が向かないところもあるため、指摘していただけると助かります。

Q3. 現在の研究内容を教えてください。
A3.高強度トレーニングの有用性について調査を行っています。高強度トレーニングは費用対効果の高い運動として知られており、これまで体力、筋力や認知機能との関係性について調査を行ってきました。今後はこれらの調査を継続するとともに、スポーツマネジメントに関する調査を行っていく予定です。

Q4. 福山大学の印象はいかがですか?
A4.緑豊かなキャンパスだと思います。山陽道で福岡へ帰省する際、いつも「福山大学」の表記を眺めながら運転していたら、本務校になりました。やはり「縁」があると思います。

Q5. 福山大学生にメッセージをお願いします。
A5.これまでもさまざまな学生と関わってきましたが、目標、目的などを明確に持っている人にとって、大学生活は非常に短い時間だと思います。一緒に短い時間を効率的に過ごしていきましょう。

続きまして”戸村貴史”講師です。

Q1. 経歴を教えてください。
京都教育大学を卒業し、小学校、中学校(保健体育)、高等学校(保健体育)の教員免許を取得しました。同大学卒業後は、ドイツのデュッセルドルフ市にある幼稚園にて体育教師として2年半程度勤務をしました。帰国後は、筑波大学大学院博士前期課程のプログラムであるつくば国際スポーツアカデミー(TIAS)に入学し、続けて同大学にて博士後期課程を修了しました。専門分野は、体育科教育、教師教育、インクルーシブ教育、保護者教育を中心に研究活動を進めています。

Q2. どんな性格ですか?
幼い頃から運動が大好きで、中学校ではバスケットボール部に所属し、高校から大学までは陸上競技部に所属し、400mハードルや4×400mリレーを中心に取り組んできました。その甲斐もあって、運動に対する熱意と目標を達成するまでの忍耐力には自信があります。また、国際経験も豊富なため、国籍を問わず多様な背景を持った方々と交流をすることに抵抗感はなく、分け隔てなくコミュニケーションをとることができます。

Q3. 現在の研究内容を教えてください。
博士論文では、小学校体育における外国人保護者の関与の促進を目指した教師教育プログラムの開発に従事し、現在もその発展的な研究に取り組んでおります。今後は、インクルーシブ体育の実現を目指したICT活用指導力の育成に関する研究や体育における保護者教育プログラムの開発に取り組んでいく予定です。

Q4. 福山大学の印象はいかがですか?
初めて福山大学を訪れた際には、緑の豊かさに圧倒され、気持ちのいい空気に包まれる印象を受けました。そのため、ストレスをあまり感じず自分のペースで教育や研究活動に取り組むことができると感じました。現在は、自転車で通勤をしていますが、大学付近の街並みから大学に向けて軽快に走っていると「今日も頑張ろう」と背中を押されるような気分になります。

Q5. 福山大学生にメッセージをお願いします。
大学生として将来に向けた可能性は無限大です。自分の可能性の限界を自ら決めつけず、新しいことに意欲的に挑戦してほしいです。

最後に”北村友宏”講師です。

Q1. 経歴を教えてください。
大阪府出身で、学部は大阪府立大学(現:大阪公立大学)経済学部に通っていました。卒業後は神戸大学大学院経済学研究科に進学し、経済学の修士号と博士号を取得しました。その後、神戸大学で3年間、同志社大学で3年間、それぞれ教員を務めました。そして、今春に関西を離れて広島県に移住し、福山大学に着任しました。

Q2. どんな性格ですか?
困っている人を見つけると助けたいと思うような性格です。私が福山大学で担当している科目でも、授業中に問題演習やコンピューター実習を行うときがあり、教室内を巡回して問題の解き方やソフトウェアの使い方などで困っている学生を見つけ次第、丁寧にサポートしています。担当科目の内容に関する質問はもちろん、レポートや論文を執筆するための、計量経済学の手法を使った実証研究の相談には応じます。授業についての質問や研究についての相談がありましたら、お気軽に私の研究室までお越しください。

Q3. 現在の研究内容を教えてください。
公益事業のなかでも、鉄道と上下水道に焦点を当てて研究をしており、主に計量経済学の手法を使って分析しています。現在は、日本の鉄道事業者が政府による規制のかけられた運賃で費用をカバーできているかに関する研究を単独で進めているほか、国内の他大学の先生や海外の先生と共同で、日本の下水道事業において市町村合併により1つの下水道事業体が持つ下水処理場の数が増えると、処理水量増加による費用の変化の仕方がどのようになるかに関する研究をしています。

Q4. 福山大学の印象はいかがですか?
山の麓にあって、自然豊かなところだと思いました。また、ヤギが2匹いて、キャンパス内で見かけるたびに癒されます。

Q5. 福山大学生にメッセージをお願いします。
大学生の間に、勉強だけでなく、いろいろなことに挑戦してみてください。

以上3名が今年度から経済学科の新メンバーです。若い力を加え新たな体制となった経済学科で、どんなシナジーが産まれるのか楽しみにしておいてください。

 

学長から一言:経済学科に新たに着任の山下講師、戸村講師、北村講師、福山大学へようこそ! フレッシュな3人の講師の加入によって経済学科は今まで以上に活気に溢れていることでしょう。それぞれの持ち味や強みを活かして、教育・研究に励んでください。皆さんの大活躍を心から期待しています。