【心理学科】就職体験発表会を行いました!
3年生も4年生も、1年間の研究成果をまとめた発表会を終えました。3年生それぞれが、就職活動に動き出す時期です。
本日は先月心理学科で行われた就職体験発表会について、心理学科の赤澤淳子教授からの報告をお届けします(投稿は学長室ブログメンバーの大杉です)。
心理学科の赤澤です。
心理学科では、2023年12月7日(木)に就職体験発表会を行いました。福山大学では、毎年就職活動が開始されるこの時期に、学部の3年生と大学院の1年生を対象として、就職活動を体験した卒業生や就職の決まった4年生の体験談を聞く機会を持つための就職体験発表会を学科ごとに企画・実施しています。
就職体験発表会は、就職活動についての詳しい話を聞いて参考にするというだけでなく、実際に仕事をしている卒業生や修了生から働いている職場での仕事内容や、仕事のやりがいなどについても聞くことができるので、就職活動への動機づけを高めることを目的としています。
2023年度は、卒業生としてコスモドライビングスクールに勤務している池野美裕さん(2020年度福山大学人間文化学部心理学科卒業・捜査心理学研究室出身)、修了生として株式会社アリビオに勤務されている中村峻さん(2022年度福山大学人間科学研究科修了・健康心理学研究室出身)が発表してくれました。
池野さんは、自身の就職活動の体験談だけでなく、採用側として面接をした時の注意事項について、時間を守ること、必ずメモをとることなど、基本的な就職活動の態度について学生に伝えてくれました。
<採用側としての注意事項を説明している池野さん>
また、中村さんは、国家資格である公認心理師の資格を取得し、心理の専門職として子どもの支援にかかわる仕事のやりがいや、就職してから苦労したことについて話してくれました。
<自己紹介している中村さん>
4年生の発表は、まず株式会社ジンズに内定している谷本優泉さん(捜査心理学研究室4年・島根県立松江南高等学校出身)が自身の就職活動について話してくれました。谷本さんは、合同企業説明会への参加状況や会社の選考試験の内容について詳しく説明してくれました。
<谷本さんの発表スライドから一部抜粋>
<3年生の質問に答える谷本さん>
次に、地元企業に内定している藤井さん(発達心理学研究室4年・福山市立福山高等学校出身)も、自身の就職活動のスケジュールの詳細や、個人面接やディベート時の注意事項やアドバイスについても話してくれました。
<藤井さんの発表スライドから一部抜粋>
<藤井さんの発表>
発表会中の質疑応答においても、いくつかの質問がありましたが、就職体験発表会が終わった後も、3年生やM1はその場に残り、発表者に熱心に質問したり、仕事内容などについて教えてもらったりしていました。
90分という時間の制約はありましたが、4名の発表者の話を聞いて、3年生とM1の就職活動への動機づけは高められたと思います。福山大学では、大学の出口としての就職にも力を入れて全力で学生をサポートしています。おかげさまで、心理学科においてもここ数年の就職率はほぼ100%となっており、その成果が現れています。
<発表会終了後に先輩を囲んで話を聞いている3年生とM1の学生>
3年生とM1の皆さんは、先輩達の話を聞いて、自分たちの将来について考えてみる良い機会になったのではないでしょうか。これからいよいよ就職活動も本格化!皆さんが最終的に理想の仕事に辿り着けるよう、我々教員もサポートしたいと思います!
就職活動を不安に感じる学生はたくさんいると思いますが、実際どうだったのか、これからどんなことが起こるのか、体験を聞いておけるのとおけないのとでは大違い。発表会後は3年生もM1も、気持ちを新たにすっきりした面持ちでした。仕事を調整して参加してくれた卒業生の皆さん、後輩のために快く発表を引き受けてくれた4年生の皆さん、本当にありがとうございました!
学長から一言:卒業生や就職の内定している4年生による就活体験を踏まえたアドバイスは、これから本格的な就活を行う心理学科の学生の皆さんには大いに刺激になり、何よりの参考になったことでしょう。この機会に得たものを活かして、それぞれ希望の職場の採用を勝ち取り、来年の今頃には次の世代に経験談を伝えて行って欲しいものです。