【電気電子工学科(スマートシステム学科から令和6年4月名称変更)】計測自動制御学会中国支部の学術講演会で多くの学生が発表しました
11月25日(土)に第32回計測自動制御学会中国支部学術講演会が山口大学常盤キャンパス+オンラインで開催されました。工学部スマートシステム学科(2024年4月から電気電子工学科)は、毎年多くの学生と教員が学術講演会に参加し学会発表をしていますが、今年度は、7件の学生による発表がありました。発表の様子を中心に学科ブログスタッフの伍賀が報告します。
今回の催しでの学生による発表は、次に掲げるように、4年生の卒業研究に関連する発表が5件、3年生のETロボコンに関連した研究発表が1件、2年生の留学生チームによる発表が1件でした。
・Development of the Wearable Camera Device for Digital Twin Modeling、吴 昀罡君(2年生)
・ジャイロセンサを用いたライントレース制御の一考察、川上翔大君(3年生)
・水深制御付きクローラ型ROVの開発、水井啓斗君(沖研究室4年生)
・瀬戸内海の環境を知る地球観測衛星データの解析、横本 樹君(関田研究室4年生)
・ROS2とMATLAB/Simulinkを用いた分散処理機能を持つ自律移動ロボットの開発、滔々 真矢君(香川研究室4年生)
・物体把持動作のための筋電位センサを用いたロボットアームに関する研究、松本直樹君(伍賀研究室4年生)
・複数ロボットの連携災害救助システムを指向した画像解析に関する研究、富岡翔太君(伍賀研究室4年生)
今回の学術講演会は、山口大学を本会場として、オンラインとのハイブリッド形式で開催されました。上記の本学科の学生諸君は、オンラインでスマートシステム学科のミーティングブースや、福山駅前の社会連携センターの一室等からオンラインで参加し発表を行いました。
また、昨年度スマートシステム学科有志で学会参加し、「教養ゼミ」での成果物の報告をしてくれたメンバーの一員の吴 昀罡君(2年生)は、今回、谭 竣匀(2年生)と一緒に参加し、ウェアラブルカメラとデジタルツインに関する研究と開発を発表してくれました。尚、英語による原稿とプレゼンテーションで、支部学術講演会ながら国際的な雰囲気となりました。
今回は、オンラインでの発表でしたが、会場の座長の先生やオンライン参加者の皆様から、質疑応答で助言や質問、厳しい指摘などがあり、発表した学生の皆さんは卒論発表の前哨戦で大変良い経験になったのではないかと思います。この経験を、卒研生の皆さんは今後の卒業論文の製作に、2年生3年生の皆さんはこれからの学生生活での研究活動等に活かして、ステップアップを遂げて欲しいと思います。
学長から一言:計測自動制御学会中国支部が主催した学術講演会で日頃の研究成果を発表したスマートシステム学科(2024年4月から電気電子学科に改称)の学生諸君、お疲れ様でした。緊張の発表時間の後に充実感を味わえたことでしょう。他の参加者からのフィードバックを活かし、これからも益々研鑽を積んで、いっそう質の高い研究に仕上げてください。