【工学研究科】IEEE GCCE 2023 Excellent Demo! Awards Outstanding Prize 受賞!

工学研究科1年の田邊君から、国際会議 2023 IEEE 12th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE)にてデモ発表し、受賞の報告が届きました。工学研究科の中道から紹介します。

 


10月10日から10月13日に開催された国際会議 2023 IEEE 12th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE)にて研究のデモ発表に行ってきました。
https://www.ieee-gcce.org/2023/index.html

GCCE 2023 はIEEE(アイトリプルイー)と呼ばれる米国に本部を持つ電気・電子技術に関する学会が主催する「家電」に関する国際会議です。そこで私たちは、これまでの研究成果をデモ発表してきました。大学院生として少しでも英語に慣れ、勉強できるようにがんばって発表したつもりです。なお、国際会議には違いないのですが、今回の開催地は日本国内であり、行った先は奈良でした。

Motoki Tanabe (Fukuyama University, Graduate School of Engineering, Japan); Masato Yamagami (Kyoto Institute of Technology); Noboru Nakamichi (Fukuyama University, Japan): “Comparison of Maze Play Time Using 5×5 Cuboid in Cyberspace”

私たちは人間行動計測環境として25本のプラスチック段ボール製の柱を立てた「5×5 Cuboid」を提案しています。VR空間上にこの環境を作成し、巨大迷路実験を行いました。その結果、迷う時間が長いほどエンターテイメント性が向上することを明らかにしています。

デモ発表の様子

デモ発表の様子

Award Banquet では、IEEE GCCE 2023 Excellent Demo! Awards Outstanding Prize の受賞者として名前を呼んでいただきました。
https://www.ieee-gcce.org/2023/awards.html

xcellent Demo! Awards Outstanding Prize を受賞

Excellent Demo! Awards Outstanding Prize を受賞

田邊さんのコメント
「デモでは英語でのやりとりが大変でしたが、意外に自分の研究分野のことは理解できました。また優しく質問していただいたり、これからの研究に役立つご意見もいただくことができました。思いがけず受賞もでき、これまでにない経験ができたので後輩にも学会発表を勧めたいです。」

人間行動計測環境「5×5 Cuboid」は、10/28(土)の三蔵祭で世界初のAR迷路として体験していただく予定です、ぜひお越しください。

 

学長から一言:アメリカに本部のある電気・電子技術に関する学会のIEEE(アイトリプルイー)が奈良で開催した大会において、優秀な発表と評価され表彰された田邊基起君、おめでとう! 英語での発表はおそらく緊張したことでしょうが、専門学会で優れた研究と認定されたのは、これからの研究活動にとってたいへんな励みとなることでしょう。さらなる進歩を期待しています。