【メディア・映像学科】高校の先生との勉強会に参加しました!

ChatGPTをはじめとする生成系AIが話題を集めています。メディア・映像学科の内垣戸准教授が近隣高校で開催された「生成系AIの教育活用」に関する勉強会に参加した報告が届きましたので、学長室ブログメンバーの渡辺が報告します。

 


先日、御調高校のICT活用に熱心な先生のお誘いを受けて、若手教員のみなさんと生成系AIの教育活用についての勉強会に参加しました。

新採や採用2年目の先生など本当に若手の先生ばかりで、夏休みは教材研究や研修等で忙しい時期(実際、勉強会中に呼び出しの放送がかかったりしていました)ですが、それぞれの教科での活用方法や大学時代のICT活用なども交えていろいろ意見交換をさせてもらいました。

話の流れの中で「OHP」の話題が出ましたが、若手の先生の中でもちょっとだけ年長(それでも5年目か6年目)の先生しか、OHPのことをご存知ありませんでした。今の30代の人ですら知らないかもしれないですね。OHPはプロジェクターの1つ前の大型提示装置ですが、透明なフィルムを使って、今でいうところのPowerPointやKeynoteのような役割を果たしていました(興味のある人はじっくり調べてみてください)。

学校とICTというのは、いつの時代もどこまで受け入れるのかという議論がされがちですが、本質は教育にどんなプラスをもたらすかということです。規約等の問題から生成系AIは現状では学校でしっかり使うということは難しいのですが、それでも社会では生成系AIが果たす役割はどんどん大きくなるわけで、そうすると学校と社会にギャップが生まれてしまうかもしれません。ではどうするか? 授業では使いづらいから使わないではなく、まずは働き方改革という観点から使ってみるというのはどうだろうという話もでてきました。そうしているうちに児童・生徒を交えた活用方法も見えてくるかもしれないね、と。

大学でも生成系AIの活用についてはまだまだこれからです。今回の勉強会ではもしかしたら私、内垣戸が一番勉強をさせてもらったかもしれません。今後もこういう機会があるといいなぁと思っています。

 

学長から一言:メディア・映像学科の内垣内准教授の指導の下、近隣高校の先生方が参加された生成系AIの教育活用に関する勉強会は実り多き活動になったようです。私などもかつて頻繁に使ったOHP、オーバーヘッドプロジェクターがすでに死語になりつつあるというのは驚きでした。教育機器も日進月歩。生成系AIもそのうち教育現場に広く浸透するようになるのでしょうか。