【大学】大学見学へようこそ!桜塾の皆さん!!
8月9日(水)に、福山市内にある桜塾の皆さま(生徒20名(中学3年生)、引率者2名)が、本学に見学に来られました。この見学の様子について、総務部庶務課 佐藤が報告いたします。
桜塾では、本物の大学を感じてもらうことを目的として、大学見学の取り組みが行われています。この取り組みで、子供たちは、これまで体験した小・中学校と大学との違う点を経験できます。
当日行われた見学では、はじめに未来創造館において、福山大学の歴史や学部・学科などの概要説明を庶務課職員が行いました。
概要説明後は、2グループにわかれ、井上薬学部長をはじめ薬学部教員や学生の皆さんの案内で、薬学部の教育・研究エリア、 全学共用エリア、 11階にある眺望がよいCROSSING CAFÉを見学しました。教育・研究エリアでは、勉学や実験に励んでいる大学生の姿を間近で見たり、講義室や研究室内へ入って普段大学生が学んでいる雰囲気や研究内容に直接触れていただきました。大学が「90分」授業であることを聞いた際には、皆さん「えぇ!すごく長い!」と、中学校と大学の違いにとても驚いた様子でした。また、施設内見学では、実験・研究設備や専門的な蔵書、全学利用可能なラウンジなど、全ての物に皆さん興味津々の様子でした。大学の充実した設備や専門的な学び、日頃どのように大学生たちが学んでいるのかを肌で感じることができたと思います。数年後大学生になった自分の姿をより現実的にイメージしていただくことができたのではないでしょうか。
また当日は、本学がSDGsの取り組みの一環として飼育している2頭の山羊「フク」と「ダイ」が34号館(附属図書館分館)横で除草作業をしていました。その様子をみんなで見守るといったほっこり癒された一幕もありました。
次に工学部棟(2・3・4号館)では、香川工学部長補佐から学部・学科の説明を受け、学生が作成した卒業制作の模型や、ロボットや機械などに直接触れたり、体験していただきました。安心して暮らせる豊かな社会を実現するための「ものづくり」をテーマとしている工学部には、大学生の自由な発想を活かし作成した作品等が数多くあります。その中の1つに遠隔分析コックピットがあります。塾生お一人にその中に入ってもらい、小型ロボットを実際に遠隔操縦していただきました。開閉音なども凝った作りとなっており、小型ロボットが動く度に皆さんから「おぉー!」と感嘆の声が上がっていました。その他にも、高電圧実験装置による高電圧の放電実験も見学していただき、「バチンッ」という大きな音と青白い光に驚いていました。
皆さんが説明に熱心に耳を傾け、キラキラした目で楽しみながら見学してくださっている様子が非常に印象的でした。大学生たちが作成した作品や活き活きとものづくりに打ち込んでいる姿を見て、塾生の皆さんも「ものづくり」への意欲が掻き立てられたのではないでしょうか。
最後に、 生命工学部海洋生物科学科棟(16号館)では、北口海洋生物科学科長より学科説明をしていただき、その後、施設内にある水槽展示エリア等の見学を行いました。
熱帯魚など様々な魚が飼育されている水槽展示エリアに入った瞬間、皆さんわくわくした様子で、「わぁ、綺麗」、「キラキラしてる」と、1つ1つの水槽を熱心に覗いておられました。また、質問の時間には、「マリンバイオセンター水族館はいつ開館しているんですか?」などの質問があり、「行ってみたい!」との声も多く聞かれました。塾生の皆さんに大変興味をもっていただけた様子で、付き添った私も非常に嬉しく感じました。今回はご案内できませんでしたが、因島キャンパス(内海生物資源研究所)にあるマリンバイオセンター水族館にも、ぜひ、足を運んでいただければと思います♪
見学終了後には、塾の先生より「実際の大学生の様子や充実した研究施設を見て、生徒たちは中学校と大学の違いに大変驚いていました。また、福山大学は自分たちが好きなことをより意欲的に学ぶことができる環境であることを知り、その瞬間、生徒たちの目の色が変わったと感じました。この様な機会をいただきありがとうございました。」との感想をいただきました。
本学のほんの一部しか皆さんにご紹介できませんでしたが、今回、本学の学びや魅力を感じていただけたようで嬉しく思います。福山大学は、自分の「興味のあること」や「好き」をとことん追求し、学ぶことができる場所です。今回の見学で、皆さんの将来の学びへのきっかけになれたのなら幸いです。
最後になりましたが、桜塾の皆さん、この度はお越しいただきありがとうございました! 近い将来、皆さんの地元にあるこの「福山大学」でお会いできるかもしれませんね。楽しみにしています!
学長から一言:日頃、地元の学習塾である桜塾で学ぶ中学生の皆さんが、大学について理解を深めるために本学を訪問。さまざまな説明や見学を通じて、目的は達成されたでしょうか。将来の進路を考える際に、いろいろな知識や体験を積んでおくことはとても大事です。今回の見学が皆さんのお役に立ったとすれば、受入れ側である私達のスタッフとしてはとても嬉しいことです。