【生命栄養科学科】オープンキャンパス(体験入学会)の報告
7月22日に福山大学のオープンキャンパスが開催されました。2024年4月より健康栄養科学科に名称変更することを文部科学省に認可申請中の生命栄養科学科でも、さまざまな活動が行われました。当日の様子も含めて、学長室ブログメンバーの石井香代子が学科の教育について紹介します。
生命栄養科学科は、国家資格の管理栄養士の養成施設です。管理栄養士は人々の健康管理や病気療養中の方々の栄養管理、そして様々な施設での給食管理(食事の管理)を専門家として対応します。健康と栄養をキーワードとして、食べ物のこと、身体の働きのことなど、管理栄養士は分かり易くお話し、人々を元気にする仕事です。
今回のオープンキャンパスでは、「夏に美味しいゼリー」をテーマに、実験と講義を通じて、食品の性質や色々な凝固剤(寒天、カラギーナン、ゼラチンなど)を使って、ゼリー濃度や材料の組合せ、扱い方を学びつつ「美味しいゼリー」作り方を探求しました。
皆さんは、ゼリーは食べたことがありますよね?! 市販されているゼリーは、食品会社がそれぞれ会社の特徴も出して沢山の種類が出回っています。また、凝固剤は食品の粘りを出すために様々な食品(ヨーグルト、お菓子、料理など)に使用されています。今回の実験は、その基礎知識に関する内容でした。さらに、実験の後の講義では、凝固のメカニズムなど食品学の一端を勉強しました。食品学の講義は、井ノ内直良教授が担当しました。
別室では食事の選び方を自分で考えて(昨日食べた食事もOK)、組み合せの良し悪しを判断する「食育SAT」システムを参加者の皆さんに体験してもらい、★の数を競っていただきました。
上手く組合せができると、星が5つ★★★★★並びます。色々な栄養食材について知ったり、体験したりすることを通じて、少しでも栄養のことを身近に感じていただく時間になったのであれば嬉しい限りです。私たちの身体は、日々の食事、食べたものからできているのですから、食品や食事について深く知ることは大事ですね(上の写真はSATシステムの体験中)。
管理栄養士の人材が、社会で求められていることも、山田直子講師から紹介させていただきました(下の写真)。沢山の高校生の皆さん、保証人の方々が熱心に耳を傾けて下さいました。ありがとうございました!
学長から一言:学科名称を来年度から健康栄養科学科へ変更予定で現在申請中の生命栄養科学科では、管理栄養士の養成機関にふさわしくオープンキャンパスでたくさんの美味しそうな食品が並び、実際に味わったり調理を体験したりする活動が展開したようです。きっと栄養のことも十分に考えた夏向きのゼリーが完成したことでしょう。さあ、次回8月20日のオープンキャンパスでは、どんな新しい趣向が見られるでしょう。「食べ物」大好き人間、集まれ~!