【大学】「Y7サミット参加者と県内学生との交流プログラム」へ本学学生2名が参加しました!

令和5年4月7日(金)に開催された「Y7サミット参加者と県内学生との交流プログラム」へ GURUNG PRATAPくん(経済学部国際経済学科2年次生)、井上 智尋くん(薬学部薬学科4年次生)の2名が参加しました。この交流プログラムの模様を、総務部庶務課の佐久間がご報告いたします。

「Y7サミット参加者と県内学生との交流プログラム」は、Y7サミット(G7サミットに先立ち、G7各国の若者が集まって、国際社会における課題について議論し,G7各国首脳等に対して政策提言を行う)に参加する若者と県内大学等の学生が、G7サミットで議論される可能性のある国際課題(平和構築、DXなど)について意見交換を行う交流プログラムです。

令和5年4月7日(金)に、会場である叡啓大学において、G7各国(EUを含む。)の若者(おおむね 30 代以下)4名ずつ計32名が、県内の大学生および大学院生約30名との間で、平和、安全保障、エネルギー転換、ジェンダー平等の4テーマに分かれて議論(グループワーク・発表等)を行いました。

 

次に、このプログラムに本学から参加した二人の感想をお届けいたします。


【 GURUNG PRATAP(経済学部国際経済学科2年次生) 】

Y7 Summit Hiroshima was a remarkable event on April 7,2023 at EIKEI UNIVESITY.

First, I would like to thank FUKUYAMA UNIVERSITY and Co-Ordinator’s for providing opportunity for the Event.

As per the schedule Event had started at 4:00 P.M.

The Y7 summit event was held for 5 main reasons.

  1. Peace :

 So, in peace we

  1. Security
  2. Energy transition
  3. DX (Digital transformation)
  4. Gender equality

 

So, as I had applied for Energy transition our group had shared their views on the topic and there was cross questioning to each view. Attending that was eye-opening event for me I got the idea from the delegates of two European country France and Germany that talking about cause and use as resource is simple, but it is not easy to set up the nuclear power plant and, I had highlighted the point how Japanese people are working for Energy Transition keeping it simple by giving an example of Cool Biz campaign. This idea was proposed by the then-Minister Yuriko Koike under the cabinet of Prime Minister Junichiro Koizumi. And after the end of the opinion, we came to conclusion that for Energy transition we must work in following points that are.

  1. Diversification
  2. Security
  3. International Co-ordination
  4. Balancing Interest
  5. Nuclear
  6. Education/Counselling

And last we got the opportunity to present our opinion to all the attendees. Sharing opinions with delegates from various G7 countries and the EU was an eye-opening experience. It brought to light the challenges we face and allowed for meaningful discussions on global issues. Despite some difficulties, I learned a lot from these interactions.

(日本語訳)

  広島でのY7サミットは、2023年4月7日に叡啓大学で行われた素晴らしいイベントでした。

まず、福山大学とコーディネーターに感謝申し上げます。このイベントの機会を提供してくれたことに感謝しております。

 スケジュール通り、イベントは午後4時に始まりました。

 Y7サミットは、以下の5つの主要なテーマに基づいて開催されました。

・平和

・安全保障

・エネルギー転換

・デジタル変革

・ジェンダー平等

 私たちのグループはエネルギー転換に応募したため、このトピックに関する意見を共有し、各意見についてのクロスクエスチョンがありました。異なるヨーロッパの2つの国、フランスとドイツの代表からのアイデアにより、資源不足の原因や使用について話しました。原子力発電所の設置は簡単ではないことを知ることができました。また、日本人がエネルギー転換に取り組む姿勢を、COOL BIZ キャンペーンの例を挙げて強調しました。このアイデアは当時の小泉内閣の小池百合子大臣によって提案されたもので、今はすでに定着しています。そして意見の最後に、エネルギー転換に向けて以下の点で取り組むべきだという結論に達しました。

・多様化

・安全保障

・国際協調

・利益のバランス

・原子力

・教育/カウンセリング

 最後に、出席者全員が自らの意見をプレゼンテーションする機会を得ました。G7諸国やEUの代表団と意見を共有し、問題について議論する中で、私は多くのことを学び、刺激的な経験をしました。英語でコミュニケーションをとる際、大変な場面もありましたが、これらの対話を通じて、世界的な課題について深い洞察を得ることができました。

 

 

【 井上 智尋くん(薬学部薬学科4年次生) 】

ロシアとウクライナの戦争問題が大きくなっている今だからこそ、私は「戦争が起きた時、どのように終わらせるか」が非常に重要だと思い、「平和」のテーマを選び、意見交換をしてきました。

テーマ「平和」のグループワーク参加者(後列右から4番目が井上くん)

 

平和についてのグループワークでは、外国人のY7参加者6名および県内学生6名が意見交換を行いました。「戦争が起きた時、どのように終わらせるか」について、私が考えた解決策を8分間発表しました。Y7参加者からのフィードバックでは、「この考えは興味深い」、「平和を考える、実現する上で必要不可欠であり、良い視点だ」とのコメントを頂きました。平和を含む5つのテーマについての総合発表では、世界各国からの参加者の考えの多様性を肌で実感することが出来ました。

最初は英語で伝えたいことを上手く言えるか不安がありましたが、実際に参加すると、そんな不安はすぐになくなり、思いっきり楽しむことが出来ました。

平和についてディスカッションを重ねたHeather先生と井上くん

 

参加するにあたり、大学教育センターのSuzuki Heather先生には約一か月に渡り、英語での意見交換、発表の進め方についてアドバイスを頂きました。Heather先生をはじめサポートして下さった先生方、意見交換会関係者の方々に心より感謝します。


現在、国際社会におけるパワーバランスの変化が加速・複雑化する中、インフレなど経済での新たな課題やサイバーなど新領域における脅威が顕在化し、安全保障上の課題が広範化・多様化しています。それと同時に、気候変動、新型コロナウイルス感染症、エネルギー問題等グローバルな課題の深刻化など、もはやどの国も一国のみで自国の平和と安全を守ることができなくなっているといえます。

国際協力・協調の重要性がこれまで以上に高まっている中、「Y7サミット参加者と県内学生との交流プログラム」に参加し、G7各国の若者と議論を交わし、刺激を受けたというこの経験は、二人のこれからの学生生活、またその先の人生においてもきっといい糧となっていくのではないでしょうか。

私も、未来創造人として挑戦を続ける今回参加のお二人からいい刺激を受けました!本当にありがとうございました!!

福山大学の代表としてY7サミットに参加のGURUNG PRATAPくん、井上 智尋くん、本当にお疲れ様でした!!!

 

学長から一言:G7広島サミットを記念して開かれたサミット参加国の若者と県内大学に学ぶ学生代表との交流に本学から参加したGurung Pratap君と井上智尋君は世界が直面する重要諸課題について、自らの考えを十分に述べ、他の参加者と深く親しく交流することができたようですね。この経験をこれからの学びや活動に大いに活かして行ってください。