【サークル】宮島水族館見学ツアー ~OB & OGとの交流も!~

コロナ禍の下で活動を再開させた「学友会海洋生物研究会」は、令和4年度の最後の活動として宮島水族館見学ツアーを実施しました。このことについて、海洋生物研究会の顧問を務める海洋生物科学科水上講師と、同学科学長室ブログメンバーの阪本がお知らせします。

 


宮島水族館への特別ツアー

学友会海洋生物研究会は、コロナ禍のために数年にわたって活動を休止せざるを得ない状況でしたが、令和4年度からは、松永湾の清掃活動福山エーガル8シネマズでのミニミニすいぞくかん、三蔵祭への出店など、多くの活動を精力的に再開しました。そこで今回は、1年間の頑張りを労うため、部員の多くが興味を持っている水族館を訪問し、そこで働く学芸員との交流を通して水族館の展示や仕事について学ぶ特別ツアーを企画しました。ツアーには、1~3年生の部員19名が参加しました。

朝8:30にスクールバスにて大学を出発し、一路宮島へ。12:00開始の水族館解説ツアーに遅れないよう、焼きガキの美味しそうな匂いに後ろ髪をひかれながら、島内を駆け足で移動しました。水族館で開催されている解説ツアーでは、展示生物の説明や飼育員だからこそ知る裏話などを聞かせていただきました。

フェリーから眺める宮島大鳥居

水族館での解説ツアー①

水族館での解説ツアー②

ツアー後は個別質問にも対応いただきました

飼育員として勤務している先輩たち

宮島水族館には、海洋生物科学科の卒業生3名が勤務しています。3名はいずれも在学中に学芸員の資格を取得して卒業し、株式会社冨山学園に入社して宮島水族館で飼育員として働いています。今回のツアーでは、後輩たちのために3名の先輩が勢揃い!! 特別にライブプールでの交流の場をご提供いただきました。

手前から平成23年度卒業の安藤さん(海獣担当)・令和元年度卒業の金岡さん(海獣担当)・ 令和3年度卒業の藤野さん(魚類担当)

海洋生物研究会の部員の中には、4月から学芸員養成課程に進む3年生や、将来水族館就職を目指す1、2年生も参加しており、先輩と積極的に交流を持つ姿勢が見られました。また、水族館とは異なる業種であっても、社会に出て仕事をすることの心構えなど、身近な先輩方からのアドバイスに話も弾み、2時間近くを過ごしました。

先輩を囲んだフリートーク

ツアーを終えた学生たちの声

ツアー参加の学生たちからは、次のような感想が述べられました。

・水族館では「積極性」や「コミュニケーション能力」が重視されることを伺い、履歴書や面接ではこれらが伝わるように意識して取り組んでいきたい。とくに、コミュニケーション能力については、本学因島のマリンバイオセンター水族館での活動を通して、お客さんとの交流をたいせつにして欲しいという先輩からのアドバイスをいただいた。

・今回のOG & OB 訪問を通して、自分の将来のイメージを想像することができた。

・水族館の裏側や社会人としての姿勢、学生時代にやっておいた方がいいことなどが聞けた。

 

全員で記念撮影

もうひとつの旅の醍醐味

宮島水族館から港までの帰り道は、ゆ~っくりと宮島の町並みを散策し、焼きガキやもみじ饅頭などの “広島の味” を堪能しました。

自由時間の一コマ

海岸では、生きものを探す習性が身に付いていて・・・。海洋生物科学科の学生ならではの行動です。

ちょっと遅い昼食になりました。「あなご丼、絶品~!」

シカにも挨拶・・・「また来るねっ」

充実した1日となり、帰りのバスではみんなぐっすり。予定通り20時には大学へ戻り、見学ツアーは終了しました。

今回は令和5年度の新たな幹部が中心となって活動を取りまとめてくれたので、新年度からも好スタートが切れそうです。4月からは新入生の新たなメンバーを募集し、より一層活動の幅と輪が広がることを期待しています。

最後になりましたが、今回の活動は宮島水族館の皆様のご厚意で、学生にとってとても有意義な1日となりました。また、学生課の皆様にはスクールバスを手配していただき、運転手さんにも長時間お付き合いをいただきました。この場を借りて皆様にお礼申し上げます。

 

 

学長から一言:海の生き物大好き人間の集まり「海洋生物研究会」の今年度の活動を締めくくる見学ツアーは大成功だったようです。宮島水族館では海洋生物科学科卒業の先輩3名とも出会い、さまざまなアドバイスも受けることができ、大収穫でしたね。新年度には新しいメンバーも勧誘して、さらに充実した活動が展開できるように、頑張ってください。