【スマートシステム学科】第65回システム工学部会研究会で学生が登壇発表しました!
3月5日(日)に福山駅北側の学校法人福山大学社会連携推進センターで、第65回システム工学部会研究会「システム工学の進化・深化」が開催されました。この研究会に、スマートシステム学科から2件の発表があり、4年生の行平将望君が登壇発表を行いました。この様子について、工学部スマートシステム学科(フェイスブックはこちら)の伍賀が報告します。
計測自動制御学会の部門であるシステム工学部会、昨年はこちらのブログで紹介しているように完全に遠隔で開催されましたが、今年は登壇発表会場とZoomを使った遠隔会議のハイブリッド方式での開催となりました。
私の研究室(伍賀研)のゼミ生である行平君は、卒業研究を通して新しい触覚センサ「光学式触覚センサ」の研究開発を積極的に進めており、昨年12月は幕張メッセで開催の全国学会でも発表を行いました。今回の発表は「光学式触覚センサの開発とロボットハンドへの適用」という題で、卒業研究での内容を盛り込み、また将来的に人間のような高機能のロボットハンドの製作に繋がることを目指すという趣旨です。これまでの数年、ポスター展示や遠隔会議での発表がほとんどでしたので、対面で実際に登壇しての口頭発表は、かなり緊張感が伴うものだったのではないかと思います。
行平将望君の口頭発表の様子
発表15分、質疑応答10分という長丁場の発表でやや緊張した面持ちも見て取れましたが、卒業研究発表会の成果も踏まえて、堂々とした口頭発表になったと感じました。質疑応答では、触覚センサの形状の改良に対する提案や、機械学習を導入することでロボットハンドに人間同様の触覚をもたせられるのではという話が飛び出すなど、行平君にとって得ることが多い学会発表になったのではないかと思います。
質疑応答での一場面。多くの有意義なアドバイスがありました
この他の1件の発表は「実機ロボティックスワームを指向したRealityGap低減に関する研究」(伍賀・村上)という題で、私が登壇発表を行いました。こちらも全国学会でゼミ生の村上力丸君が発表した内容を下敷きにした研究で多くのアドバイスをいただきました。
これらの研究内容は、2023年度を見据え引き続き実施していく予定です。研究をさらにブラッシュアップして、世の中に出していく予定です。2023年度もスマートシステム学科の学生と教員の研究活動にご期待ください!
学長から一言:研究室の教員と所属学生が一緒になって、研究課題に取り組み、新たな成果を生み出していくスマートシステム学科の様子が想像できます。研究会や学会は自身の研究の到達点を客観的に確認し、実力を見極める貴重な他流試合の場。これからも大いに挑戦してください。