【薬学部】「健康ふくやま21フェスティバル2022」(Web開催)に出展!

福山市民の健康まつりとして「健康ふくやま21フェスティバル2022」が、本年度2月末まで開催されています。福山大学は毎年参加し、健康に関連した啓発活動を行っています。このことについて、健康ふくやま21フェスティバル実行委員会委員長の杉原成美教授から報告がありましたので、薬学部学長室ブログメンバーのY.Sが紹介します。

 


「健康ふくやま21」の催しは、コロナ禍以前はビック・ローズ(広島県ふくやま産業交流館)などを会場として開催されていましたが、新型コロナウイルス感染症予防のため、昨年度に引き続き福山市ホームページでのWeb開催となりました。

https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/kenkosuishin/239741.html


今年度のメインテーマは「フレイル予防に取り組もう」です。フレイルは健康と要介護・寝たきりとの間の状態を指しており、超高齢社会において重要な課題となっています。フレイルは高齢者の問題と捉えがちですが、若い頃からの生活習慣が大きく関与しており、バランスのよい食事と運動習慣を持つことが大切です。
サブテーマは 「健康な時こそ, “けんしん”を受けよう」です。早期発見・早期治療のためには、健康診断やがん検診などを定期的に受けることが大切です。しかし、福山市の受診率は広島県下において低いことが指摘されており、歯周病検診に関しては最下位で受診率は1%にも達していません。(広島県 市町の歯周病検診<健康増進事業>に係る調査結果:https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/55/shimachishisyuubyoukennshin.html)

 

福山大学からは、心理学科生命栄養科学科薬学部がこのフェスティバルに出展しています。
心理学科(山崎教授担当)は”「ストレス」について”をテーマにして、ストレッサーの種類やストレスとのつきあい方の重要性、ストレス解消三箇条などを紹介しています。

生命栄養科学科(中崎助教担当)は”栄養で遊ぼう!”をテーマに、遊びを通して健康や栄養について興味を持ってもらえるよう大学祭で行った取組を紹介しています。

薬学部(広島びんごフィジカルアセスメント研究会担当)は喫煙が主な発症原因であるCOPDについて、“COPD(慢性閉塞性肺疾患)って、何?”をテーマに出展しています。

コロナ禍でなければ、このフェスティバルに学生もセルフメディケーションなどの授業の一環として参加し、ヘルスプロモーションの観点から地域の健康づくりについて、体験を通して学修する機会になっていたはずでした。来年度は会場での通常開催となり、多数の市民の皆さまが来場してくださることを願っています。

 

 

学長から一言:福山市民の健康増進に福山大学も一役買おうと、薬学部、心理学科、生命栄養科学科が積極的に協力している催しで、今年も関係者が自身の専門性を活かして頑張っています。地域の「知の拠点」として面目躍如です。今年も昨年度に続いてコロナ禍のためにオンライン開催となりましたが、来年度こそは会場で市民の皆さんに直接語りかけられるようになればと願っています。