【大学教育センター】HSK6級に、本学2人目の合格者!!

7月に実施されたHSK試験で最上級レベルの6級に合格者が誕生しました。初修外国語を担当している劉国彬教授からその報告が届きました。(投稿者:大学教育センター 記谷)

 


2024年7月21日に実施されたHSK試験で、西庄瑞樹さん(人間文化学部人間文化学科2年)が6級に合格しました。本学では2020年に経済学部の学生が合格して以来2人目の合格者です。

HSK6級合格者

HSK6級に合格した西庄瑞樹さん

HSKは北京語言大学にある中国語レベル試験センターが開発したもので、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠組み)という世界共通の基準に準拠するよう設計されています。HSKは1級から6級までの6段階があり、6級は最上級レベルです。本学では2012年にHSK受験の記録をし始めて以来、2024年の現在までに、HSK1級から6級までの受験者はのべ587名、合格者は延べ474名です。

このたび西庄さんが合格したHSK6級は、中国語の新聞や雑誌を読むことや、中国語の映画テレビ番組を鑑賞することができ、中国語を用いて比較的整ったスピーチを行うことができる実力をあらわします。そして受験者は日常語彙5,000語程度の習得が求められます。

HSK6級試験問題の例

HSK6級の問題例(HSK公式ホームページより参照)

 

西庄さんは、小学校6年の時に日本に来て、日本で小学校を卒業し、中学校と高校を経て、本学に入学しました。日本語も中国語も両方とも堪能で、今後は通訳の仕事をし、日中の交流に頑張りたいと夢を語っています。彼女の今後の活躍を期待しています。

これからも、本学学生の就職の一助となるように、加えて中国語を使った将来の夢の実現を支援するために、更なるHSK試験受験対策に取り組みたいと考えています。ちなみに、HSK4級を取得すれば就職に有利です。(参考:劉国彬「中国のソフトパワー戦略における対外中国語教育実践の実証的研究/G大学孔子学院のプログラムの利用経験者に着目して」『アジア教育文化ジャーナル』第5巻、11頁-32頁において言及 URL:https://www.scjer.com

次回の試験日は、12月8日(日)です。その申し込み締め切りは、11月6日(水)です。関心のある方は教務課、または大学教育センターの劉国彬までお問い合わせください。

 

学長から一言:中国語習得のレベルの高さを測るHSK試験。その最上級である6級に合格した西庄瑞樹さん、おめでとう! 4級くらいでも合格がなかなか難しいのに、本当に素晴らしい。今後は通訳になって日中の架け橋になりたいという夢に向かって、人間文化学科での専門的な学びを活かし、言葉の厚みや幅をもっともっと拡げて下さい。