【大学教育センター】2024年度 BINGO OPENインターンシップ事前研修を開催!

今年の夏は例年に比べて猛暑となり、連日の暑さが続きましたが、学生たちはこの厳しい暑さにも負けず、職業体験・インターンシップに向けた準備に励んでいました。今年も恒例のBINGO OPEN インターンシップ事前研修が行われ、学生たちは実習に向けた不安を解消し、目標を明確にするための貴重な時間を過ごしました。社会人としてのマナーや、チームワークを育むグループワークを通じて、学生たちがどのように成長し、実習に臨む準備を整えていったのかについて、大学教育センターの前田が紹介します。

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2024年8月7日、未来創造館にて148名の学生を対象にBINGO OPENインターンシップ事前研修が行われました。この研修は、インターンシップ参加に先立ち、学生の不安を取り除き、実習に臨むための目標を明確にすることを目的として開催されました。学生たちは朝早くからの研修に時間通りに出席し、真剣な態度で研修に臨む姿が見られ、非常に充実した一日となりました。

 

開会挨拶:香川キャリア形成支援委員長

 

午前中のマナー講座では、インターンシップ先での印象を良くするために必要なマナーを中心に指導が行われました。挨拶の練習では、特に声の出し方や姿勢に重点が置かれ、学生たちは大きな声で元気よく挨拶する練習を繰り返しました。初対面の企業担当者に対しても、緊張せずに自信を持って挨拶できるよう準備が整い、これにより実習当日も安心して臨めるでしょう。さらに、服装などについても具体的な指導が行われ、身だしなみの細部にまで気を配る重要性を学びました。

 

マナー講座:平上席就職課長

 

続く社会人基礎力講座では、企業で求められる12の社会人基礎力について深く学びました。前に踏み出す力や考え抜く力、チームで働く力など、今後のキャリアを形成していくにあたり必要な力とは何かを学んだ学生たちは、自分の強みや弱みを振り返る機会を得ました。この講座で得た知識は、午後に行われるグループワークにもつながっていきます。講座の最後に実施された社会人基礎力の確認ミニテストでは、90点以上の得点を目指し、学生たちは集中して取り組みました。

午後のグループワークでは、今回の研修の目玉である「みらいミッション」というカード型教材が使用されました。このカード型教材は、キャリアデザインゼミの学生有志も開発に協力してくれており、この日もグループワークのサポートメンバーとして活躍してくれました。職業体験・インターンシップで起こりうる失敗事例をもとに、学生たちは6人1組で意見交換を行い、課題に対する解決策を導き出していきました。グループ内での議論を通じて、学生たちは自分だけでは気づけなかった視点を他のメンバーから学び、アンケートでも「新しい視点を得ることができた」というポジティブな意見が数多く寄せられました。チームでの協力や意見交換を通じて、実際のインターンシップでも問題解決能力やコミュニケーションスキルが向上することが期待されます。

 

グループワーク:向井特命講師とキャリアデザインゼミのサポートメンバー

 

研修の最後には、学生一人ひとりが職業体験・インターンシップに向けた目標を設定しました。これまでに学んだ社会人基礎力の12の能力要素をもとに、どのように成長したいか、どのスキルを伸ばしたいかを具体的に考えました。この過程を通じて、学生たちは実習後の“ありたい姿”をより明確にし、インターンシップに臨む心構えを固めました。また、モチベーショングラフの記入方法も学び、実習中の自分の感情や行動を振り返るためのツールとして活用することが期待されています。

 

目標設定:前田講師

 

自分未来創造室では、職業体験やインターンシップに参加する全ての学生に対して、事前研修への参加を義務付けています。体調不良などでやむを得ず欠席した学生にも、個別で補講を実施し、万全のサポート体制を整えています。この研修を通じて、学生たちは社会に出るためのマナーを身につけ、職業体験に対する目標を明確にすることができます。

学生の皆さん、これまでの大学生活で培ってきた知識やスキルを存分に発揮し、成長の機会を最大限に活かしてください。自分未来創造室のメンバー一同、皆さんが一歩一歩成長していく姿を心から楽しみにしています!

 

 

学長から一言:今年もインターンシップで企業へ赴く前の事前研修がしっかりと行われたようです。卒業までに一足先に社会人としての心構えやマナーをしっかり身に付ける良い機会になったことでしょう。実際のインターンシップの期間中には何に気を付けるべき、どうように自らの「社会人基礎力」を伸ばしていくのか、参加者それぞれが深く学んだことと思います。