【電気電子工学科】オープンキャンパス体験入学会が大盛況、ありがとうございました!

工学部電気電子工学科ブログスタッフの伍賀です。8月18日に福山大学のオープンキャンパスが開催され、電気電子工学科は、模擬講義・学科見学ツアー・工作教室の実習ワークショップと盛りだくさんの内容で多くの方々が参加してくれました。今回はこの様子をご紹介します。

 

午前の部では、香川教授による模擬講義:「スマートなこれからの電気電子工学」と仲嶋教授がナビゲーターを務める学科見学ツアーが開催されました。電気電子工学科では、急速に進化する電気・電子工学技術に対応してさまざまなカリキュラムを用意しており、また、学科内では多くのプロジェクトが展開されています。これらの模擬講義と学科見学ツアーでそれらを伝えることができたのではないかと思います。

香川教授の模擬講義「スマートなこれからの電気電子工学」

仲嶋教授の学科見学ツアー 各ゼミの研究を紹介しました

午後から、田中准教授の模擬講義「通信技術の進歩 宇宙通信から量子通信まで」、歌谷教授の模擬講義「アナログ計算機を作ってみよう」が開催されました。通信技術の模擬講義では、スマートフォンやゲーム機など私たちの身の回りにある無線通信技術の紹介、アナログ計算機の模擬講義では、デジタルコンピュータが一般的になる前に用いられたアナログ式の計算用具、「計算尺」を使って数学の基礎的な知識と、計算尺を活用した計算の方法を紹介しました。どちらも興味深い内容でした。

田中准教授の模擬講義「通信技術の進歩 宇宙通信から量子通信まで」

歌谷教授の模擬講義「アナログ計算機を作ってみよう」

また、並行開催された実習形式の工作教室では、「マイコンでつくってみよう!!音で遊ぶおもちゃ編」と題し、私のゼミの4年生川上翔大さんが中心となってマイコンで制御するリズムマシン風デバイスを企画し開発、これを製作するワークショップを開催してくれました。回路設計、プログラミング、ハンダを使った工作という電気電子工学科のエッセンスが詰まった実習です。限られた時間の中で工作実習し完成させることはなかなか大変でしたが、多くの参加者の方に喜んでもらえました。

工作実習の前準備がなかなか大変です。大学院生も協力してくれました。

マイコン工作「リズムマシン」を手にする開発者の川上君

参加者の生徒さんは、普段、ハンダ鏝を持つことはない方も大勢いてハンダ付け工作に四苦八苦する場面も見受けられましたが、学生スタッフや教員の積極的なサポートで進めることができたようです。

ハンダ付けをサポートする沖准教授

ハンダ付けをサポートする学生スタッフ

また、今回、沢山の方に参加いただき、マイコンの工作実習の予定数を上回ったため、急遽、私が3DCADとレーザー加工機を活用したデジタルファブリケーションを企画し実施、オリジナルのキーホルダーを製作するワークショップを開催しました。次回のオープンキャンパスは9月7日(土)に実施予定、また10月には三蔵祭もありますので、多くの方に我々電気電子工学科の取り組みを紹介できることを楽しみしています!

 

学長から一言:電気電子工学科のオープンキャンパスでは、この専門分野について学ぶ際の意義や面白さを多面的に理解できるような構成になっていたようです。教員も学生も自学科の特色を分かり易く説明するために一生懸命だった様子が伝わってきました。本学の皆さんが伝えたかった事柄がご参加くださった方々にそのまま伝わったことを祈ります。次はもう明日に迫っています。今度はどんな趣向を凝らしていることでしょう。楽しみです。