【海洋生物科学科】ロハスピクニック広島で「ひろしま海の森づくりプロジェクト」展示に参加!

2024年5月18日(土)、19日(日)にひろしまゲートパークで開催された環境イベント「ロハスピクニック広島」では、TSSテレビ新広島が主催する「ひろしま海の森づくりプロジェクト」のブースが出展されました。福山大学はこのプロジェクトのパートナー団体になっており、海洋生物科学科山岸教授がミニトークの担当として参加しました。海の環境を楽しく学ぶ、当日のイベントの様子を山岸がお伝えします。

 

初日の18日は汗ばむような陽気の中、プロジェクトの展示ブースでは、TSSスタッフの皆さんとパネルなどの展示物や体験コーナーなどのセッティングを終え、開始を迎えました。

アマモを学ぶミニトークは、「アマモってどんな植物?」「なぜアマモを増やすの?」という内容で、各日3回ずつ山岸が行いました。実物のアマモの観察や、アマモ場にすむ生き物の動画などを交えて、海の森についてわかりやすく学べるようにしました。

毎回トークの時間になると、親子連れの方を中心に用意した座席がいっぱいに。アマモは稚魚を育む場となることや、温暖化対策への貢献が期待されるブルーカーボンであることなどについて、熱心に話を聞いていただきました。

トークの合間に「実物のアマモ」を観察しました。海水と一緒にポリ袋に入れてあるので、じかにアマモに「さわって」感触を確かめることができます。

トークの後には「海藻押し葉しおり」作りも行いました。珍しい海藻のしおりを作って持ち帰ることができるとあって、子供さんから大人の方まで喜んでいただけました。山岸と本学職員の高橋広報部長は2人で大忙し。

あらかじめ用意した海藻押し葉を自由に紙に貼りつけて、オリジナルのしおりを作りました。

こちらは子供たちに大人気の、水中ドローンを操作できる体験コーナー。うまく操作して水の中に隠れている「アマモッチ」を見つけることができるかな?機器を使った海の調査を楽しく体験しました。

2日目の日曜日には、さらに多くの来場者でにぎわいました。

訪れた方に、福山大学に水族館があることや、海のことを学べる学科があることを伝えると、驚かれる声や、知らなかったという声が多く、私たちのことを知っていただくよい機会にもなりました。

イベントに参加された皆さんが、海の環境により関心を持っていただけたならうれしく思います。

 

学長から一言:広島市内で開催の環境イベント「ロハスピクニック広島」において、TSSテレビ新広島とタイアップして海の環境を楽しく学ぶために設けられた展示ブースで大活躍の山岸教授、お疲れ様でした。海を豊かにするアマモの藻場作りに関する日頃の研究成果の披露だけでなく、海藻の押し葉づくりや遊戯感覚での水中ドローンの操作など、まさに「面白くて、ためになる」内容で来場者は大喜びだったことでしょう。